想いを伝え続けるから、一人で泣かないで(青木姉妹)前編

銭湯に着くまでの間、みゆきは俯いて歩き、声をかける余裕も無くて、繋いだ手だけが温もりを分け合っていた。

銭湯に到着して、脱衣所で上着を脱いだみゆきからポツポツとつぶやく声が聞こえる。

わたし…いろいろと間違ったことをしちゃったのかもしれない…
みゆき…
たぶんわたしのことを嫌いになってしまったんだ…だから
みゆき、あんな冷淡な女の事はもう忘れなさい。貴女をこんなにも傷付けるなんてわたしには耐え難いことなのよ…
うん…でもね…胸がずっとズキズキと痛むの。忘れてしまえるならきっと痛みなんてなくなっちゃうよね…

下着を脱ぎ、ロッカーの鍵を閉めたみゆきは、わたしを待ってくれていました。


みゆきの肌身は家のお風呂や愛し合う時などにじっくりと見ているが、こういう他人の目がある場所では特別な存在に見えてしまい、目のやり場に困ってしまうのが本音だ。


手を繋いで歩き、銭湯の入り口のドアをガラッと開けると、独特の香りが鼻をツンと刺激してくる。


わ〜お風呂広いね♪何種類もあるよ。
そうですね、露天風呂まであるからすごく広い銭湯ですね。
うんうん、それじゃあまずは体を洗いっこしよ〜♪
名案です♡


先ほどまでの落ち込んで塞ぎ込むような暗い顔はもうすっかり明るく、普段通りのみゆきに戻っている様子だ。


わたしの背中をボディソープで泡だてたみゆきの手が撫でるように動き、腕が前に回されてからもヌルヌルと洗っていく。
れいかお姉ちゃんの柔らかい胸がすべすべしてて気持ち良いね。

無邪気に微笑みながらわたしの胸を洗うみゆきの手に感じてきてしまい、声を我慢する為、必死に歯を食いしばった。
みゆき///あとは自分で洗うから、それ以上はツライ…
ぁ///うん、ゴメンね、柔らかかったからついつい///
ふぅ〜…みゆきも同じなのよ、覚悟しなさい♡
え、ちょっ、待って〜なんでお股から洗うのっ…ぁ、あ〜ん♡お姉ちゃんのエッチー!スケベー///ヘンタイだよぉ、バカバカぁああ!!!


みゆきには散散悪態を付かれましたが、隅々まで洗い終えた後はスッキリして湯船に向かうのでした。