読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ニャンとお城で大冒険♪⑸

早く体を拭いてあげないと、子猫なので風邪を引いてしまいますよね…
そうですね、タオルを持って来ましょうか。

王子様の上着を持ち袖を通す手伝いをしながら、みゆき姫はミィちゃんを心配して目を向けていました。

ぶるぶるっ…にゃお〜…ミーミー!(ぶるぶるっ…からだがぬれててイヤ〜…あっ!さっきのちょうちょ待て待てー!)


体の水滴を落としながらも、蝶を目ざとく見つけて、絶対に逃すまいと走り出してしまいました。


しまった、ミィちゃんが蝶を追いかけてお城の中に…
王子様たいへん!早く追いかけて捕まえないと、迷子になって見つからなくなります!
それはいけません、二人で追いかけましょう。
はい、王子様///キリッとなる姿が素敵です♡


王子様に手を引かれて走り出すみゆき姫のお顔は、嬉しさと愛しさいっぱいの笑みが広がっていました。


ミーミー!(まてまて〜!)

城内を走ると、応接間や様々な居住スペース、はたまた王宮の間に足を踏み入れると、そこにいた数名の人達が驚きの声を上げていました。

子猫がいきなりどうしてここに?!
何事ですか?
落ち着いてください、私が捕まえましょう。

れいか王子様の兄が走り回るミィちゃんに近づきますが、蝶を追いかけるミィちゃんはそれには全く気にする素振りを見せずに、王宮の間から出て行ってしまいました。


まさか…王宮の間ですか!
あっ、みゆき姫!王宮の間からミィちゃんが素早く抜け出して来ました。


尚も追いかけて走る夫婦でしたが、再び従者のなおと遭遇してしまいます。


ちょっと…姫様また廊下を走って、なんと王子まで…お二方!王族の身の上であらせられる方々がお城を走るとはいけませ…
なおさん、今はそれどころではないので、見逃してください…!
みゆき姫、見失ってしまいますから早く行きますよ!
わかりました!


れいか王子!みゆき姫様!…まったくもう、先日結婚はしましたがまだまだ幼いお二人ですから…こればかりは仕方ありませんね。

溜息を吐きながらも、実はお二人を心配して見守る一面を見せる従者がポツンと佇むのでした。