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みゆき姉さん危機一髪

わたしも姉さんもゴールデンウイークの半分は部活動に参加している。

弓道の講師の先生が午後から予定があり、午前で部活が終わって手持ち無沙汰な中、姉さんのチア部が練習している体育館を覗いてみると、名前を呼ばれていつの間にか見学する流れになってしまいました。


みゆき姉さんのポジションは一番上のトップなので、バランス感覚は勿論のこと、スタンツをより華やかで美しいものにするため最もアピール力が必要とされるらしく、いつも大変だよっと言っている姿が思い出されます。


スタンツの演技練習をしている面子の中、二段で組んでいる所に姉さんがスイスイ乗って上がり、一番天辺で華やかにポーズを取った瞬間、足元がぐらつき…


わわわっしまっ…

姉さん!?きゃーーー!!


みゆきちゃん!!よしっ…
こっちで受けるよっ!

わたしが悲鳴を上げた時でした、一番下のお二方がみゆき姉さんをガッと受け止めて無事にキャッチしてくださりました。


ふぃ〜っ何とかセーフでした…ありがとうございます先輩!

みゆきちゃん、妹ちゃんが見学に来てるからって張り切りすぎでしょ。
いつも以上にオーバーだったから危なかったわよ、気をつけないと怪我するわ。
ごめんなさい…次は無茶しないように頑張りますね!

座った姿勢のままチア部の先輩方とお話する姉さんに近寄り、わたしが寄ってきたことに気がついた姉さんはえへへっと苦笑いで頭を押さえていました。


姉さん…ねえさん…ぐすんっ
え、えーっ?!れいかどうしたの?なんで泣いて…

わたしは姉さんに抱きつくと我慢していた恐怖心が堰を切ったように溢れ出し、大粒の涙を流してしまいました。


ゴメンね、危ない場面を間近で見て怖がらせちゃったね…
本当ですよ…ひくっ…ねえさんが大怪我したらわたし…怖かったです…
れいか、この通りピンピンしてどこも怪我してなんてないからさ!
当たり前ですっ!


チア部の方々に見守られながら、私たち姉妹は抱きしめ合ったり無事な姿を確認し合っていましたとさ。