ワンにゃんパニック(ダブルデートをしましょう)⑹

洗面台で手を洗うと、薄桃色のタオルを手渡してくれるみゆきさん。

手を拭き終えると、先ほどから少し気になっている質問をしました。

どうしてタイミングよく、ドアの外から声を掛けてくださったのですかにゃ?
実はね、れいかちゃんの困ってる小さな声が聞こえてきたんだよ。わたしだけは聞き逃したりはしないからね。


ありがとうございます、みゆきさんにはたくさんありがとうと言いたいですにゃ〜///
うん、れいかちゃんを助ける事ができてわたしも嬉しいよ。

洗面台の前で伸ばした両手を繋いだ私たちは、ほんのり頬を染めてしばらく見つめ合っていました。



手袋をはめ直してもらい、休憩所に急いで戻ると、何故か六花さんだけしか居らず、苦笑いで私たちに手を振っていました。


マナちゃんもお手洗い?
ううん、マナはいつもの人助けで、迷い子のお母さんを一緒に探しに行ってるわん。
マナちゃんらしいね。
あれが性分で、次から次に一人で何でも抱えちゃうから、あたしもそばで補佐してあげないといけないのよ…わふ。
とても素晴らしいことですにゃ。


遠くを見るようにマナさんの事を一心に考えている六花さんは、本当にかけがえのないパートナーなんだとわたしの心にも伝わると同時に自身もみゆきさんへの想いを募らせているのでした。


その後の買い物も済み、帰り道を行く頃にはもう夕焼け空が広がっていました。


今日はすごく楽しかった〜また四人で遊びたいな!
うんうん!是非是非遊びに行こうね〜
マナの人助けも程々にね…わん。
あの後もいろいろとお世話して廻ってましたからね…にゃふふ…
だって〜みんな笑顔で過ごせる方があたしも嬉しくなるし…
ウルトラハッピーになれるよね。


みゆきさんとマナさんはそうだよね〜と微笑みを浮かべ頷き合っていました。


そうだわん、れいかちゃんあれを渡さないと…わふわふ。
そうでしたにゃ。


みゆきさんとマナさんは疑問符を頭にぽわぽわと浮かべて、私たちを見ていました。