エンゲージリングに想いを込めて

青木みゆきと大学生れいか

本日はれいかお姉さんに呼んでもらったので、お二人の住むお家に遊びに来ました。


れいかお姉さん、つまらない物ですがどうぞ。
気を使わなくてもよかったのに、ありがたく頂きますね。
はい、お姉ちゃんと一緒に買いに行ったんだよ〜茶道の先生の家に行く時とかも事前に買って行ったりしてるんですよ。
まあ、茶道を嗜んでいるの?
えへへ、そうなんです。青木家は礼儀作法に関しては、他の家と比べると厳しい家なので、小さい頃から通っていますね。
とても良いことだと思うわ、道とは本当に素晴らしいものです…

れいかお姉さんは道という言葉を聞いて、うっとりとした表情をしています。


あっ!
んー?何か見つけたのかな?
お姉さんの指輪ってもしかして…
左手の薬指の指輪ね。
うん、エンゲージリングって言うんだよね?
ふふっそうね、幸せのブルーダイヤモンドと言ってたわよ。
すごく綺麗な指輪だね、指輪を見てるだけでみゆきお姉さんの想いが伝わってくるなぁ。
バイト代をだいぶつぎ込んだみたいで…高くなくてもいいと思っていたのに、本当にしょうがない人ね。
それぐらいれいかお姉さんを愛してるんだよ。
誰より愛してるし愛されていると自信を持ってもいいのかしら?
大丈夫!同じみゆきのわたしも、れいかちゃんと婚約したことがあったし自信を持ってもいいよ。
え…ぇえ?どういう意味ですか?みゆきちゃんは婚約したことがあるの?!
ぁ…えーっと、それは生まれ変わる前のお話で……シンデレラ、結婚してください!はい、喜んで!だったよ、確か。
なるほど、始まりのシンデレラでしたね…懐かしい話ね。
うふふ、そうだね…ホッ。


わたしは余計な事をついうっかり言ってしまったので、無理矢理お話を違う方向にもっていきました。
(時々前世の記憶がふっと過るから…わたしはやっぱりれいかちゃんの事が…)

みゆきには絵本作家の夢があるから、きっと私たちの出会う運命があの本にあったのかもしれないですね…


れいかただいま〜


外出していたみゆきお姉さんが帰ってきたみたいだ。

はーい!ちょっと行ってくるわね♪
うん、ごゆっくりどうぞ。


玄関へと向かったれいかお姉さんの顔がとても幸せそうで、わたしも嬉しい気持ちで一杯になりました。


お終い