わたしの耳を食べてもいいよ(終)

(みゆきさんが笑ってくれた、それがわたしにとって一番の笑顔と元気の源なのです)


ぐぐ〜っ

はうぅ…天使の力を使ったので、お腹が空いてしまいました…
れいかちゃん大丈夫?
だ、大丈夫です〜ノープロブレム!デスヨ♪
ちょっとカタコトっぽいから心配だよぉ…


みゆきさんに身を任せるように体を預けると、顔を下に向けて黒い耳が目に映るように動かしていました。

どうしましたか?
わたしの耳をはむはむしてもいいよ、お饅頭みたいで大好きなんだよね?
みゆきさん…だめですよ(美味しそうなお耳です〜…はっ!ダメです、みゆきさんは今日は既に羽を噛まれてしまってボロボロなのですから)
大好きなれいかちゃんになら噛まれても、ベタベタになっても平気なんだよ。

よだれが出そうになる口をハンカチで塞ぎ、ブンブンと首を振り、みゆきさんの耳をやわやわと撫でて空腹をごまかします。



その時です、公園の入り口からわたしとみゆきさんを呼ぶ声が聞こえてきました。


おー!丁度良かったわ、みゆきとれいか〜たこ焼きおみやげに買ってきたから一緒に食べへんかー?

たこ焼きー!(たこ焼き〜☆

食べたいでーすっ!!


わたしとみゆきさんが喜びに舞い、あかねさんに駆け寄るその影に、緑の食いしん坊の忍び寄る気配が私たちに迫っていたとは考えもしなかったので…迂闊でした。


終りです。