みゆきさんはわたしの王子様です

みゆきさんは話し終えた後、泣きはらした目をゴシゴシと拭い、わたしに身を預けるようにもたれかかり、クリクリとした澄んだ桃色の瞳をわたしだけに見せてくれました。

(みゆきさんの澄んだ瞳は桜の様な清らかな色で、わたしはいつも魅了されてしまいます)


ゴメンね…れいかちゃんがお腹を空かせて待っていたのに、どら焼きを食べさせてあげられなくてとっても辛いよ…

どら焼きのことはもう気にしないでください。
でも…

わたしはみゆきさんがこの世界にいてくれるだけで、穏やかに安らかな気持ちでいられると気がついたんです。
わたしの身を案じて美味しいお菓子をいつも用意してくださっていることや、怪我したり泣いてしまった時は絆創膏を貼って頭を撫でてくれる優しいみゆきさん。
そんな優しい王子様の傍にいられるから、わたしはとても幸せ者だと思いますよ。

王子様はれいかちゃんの方だよ///


照れて目元が緩んだみゆきさんの唇を塞ぎました。

ん……れいかちゃん、ありがとね。


持ってきた水筒に入れている温かいお茶をコップに注ぎ、みゆきさんに手渡します。