美しい空の色

後片付けも終わり、生徒会室の戸締まりを済ませて、教室に忘れ物をしていた為取りに戻ると、自分の席の隣の見慣れた彼女が窓側を向いて夕焼けを眺めていました。

…綺麗…まるであかねちゃんみたいな空…


ハッとして静かに開けたドアに体の一部がぶつかり、ガンッという激突音が教室に響いてしまいました。


痛いっ!


れいかちゃん?!大丈夫?

慌てて椅子から立ち上がると、一目散に駆け寄って来てくれる優しい彼女。

腕をぶつけちゃったね、ヨシヨシ…痛いの飛んでいけしてあげる♪


痛いのが飛んでいくおまじないをつぶやきながら、唇を近づけて、恋人同士が交わすキスをしました。


れいかちゃんの頬っぺたが夕焼け空みたいに赤く染まってるね。
あかねさんよりも綺麗な夕焼けでしょうか?

うーんとしばらく考えてから彼女はこう言いました。


あかねちゃんとは比べられないくらい美しい空の青はれいかちゃんだと思うんだ!

みゆきさんに褒められると一番嬉しいです。
本当の事だから。


もう一度くちづけを交わしている間に、夕日が沈んでしまっていました。