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可愛いおねだり(星空姉妹)終

いいなぁ…わたしも姉さんが作ってくれるお菓子を食べたいな。



ただいま〜お母さん、今日のおやつはなぁに?
みゆきごめんね、お母さん今からPTAの役員で学校まで行かないといけないのよねぇ…れいかに何か作って貰えないかお願いしてくれるかしら?
はーい、気をつけて行ってらっしゃい。
行ってきます。


さてと、それじゃあれいかにお願いしに行こうかな…ん、ありゃ?

姉さん、お帰りなさい。
れいか、ただいま〜ちょうど良かったよ、れいかにお願い事があるんだけど、このあと予定ってあったりする?
いえ、特に予定は無いですが、どこか一緒に来て欲しいとかでしょうか?
小腹が空いちゃってるから、何かおやつを作ってくれると嬉しいなぁなんてね。
そうですか…
う、うん…


わたしは姉さんに作って欲しいと言い出す事が出来ず、姉さんにお願いされたのに動けずに、その場で瞳を足元に向けたまま立ち尽くしてしまいました。

いつもわたしばかり甘えてしまってるから、れいかもおねだりしてもいいんだよ。

下を向いているわたしの頭に手を乗せて、ふわふわと髪を撫でてくれる姉さん。
しかしわたしは首を振り、できません…と呟いた。

れいかがして欲しいと思う事を言ってくれる方が、みゆき姉さんは嬉しいんだよ。
その言葉を聞きハッとして顔を上げると、いつも以上に優しい顔をした姉さんがわたしを見つめていました。

姉さん…わたし、あの…
大丈夫、たくさん甘えてもいいんだから、ねっ。


…わたしも姉さんの手作りお菓子が食べたい…わたしも小腹が空いてるので、おやつが食べたいです…

だんだん小さな声になり、うまく言葉に出来ない自分が恥ずかしく思い、再び視線を下げてしまいました。


う〜んそうだなぁ、わたしじゃ上手く作れないと思うけど、れいかは何が食べたいのかな?
ぁ…///リクエストしてもいいのですか?
もちろんいいよ、れいかの為ならわたし何だって頑張れちゃうんだよ!すごいでしょ?
姉さん…はいっ!姉さんは頑張り屋さんですから、わたしは姉さんがすごいと思っていま///ぁぅ…ごめんなさい、興奮してしまいました。

れいかは何が食べたい?
はい、わたしは姉さんの手作りパンケーキが食べたいです。
・・・・
ね、姉さん?
ホットケーキミックスで作ってもいいよね…?
はい、ホットケーキミックスの箱にも作り方が書いてありますので、姉さんにも絶対に作れるお菓子ですよ♪
じゃ、じゃあ頑張ってきます。

キッチンに立ちホットケーキミックスの箱を凝視しながら、調理道具と材料を準備して、姉さんはパンケーキ作りを開始しました。


二十分後…

ふぅ…何とか出来たよ〜
姉さんがパンケーキをお皿に乗せて、ダイニングテーブルの椅子に座るわたしの目の前に置きました。
ちょっと焦げ目があるし、れいかみたいに上手に作れないから見た目も悪いし美味しくないと思うけど…

いただきます。

わたしは一切れ口に含み、ゆっくりと味わうと…涙がポロポロと零れ出していました。

ゴメン!美味しくなかったよね…それはわたしが食べるから…ぁ///
みゆき姉さん///ありがとう。とっても美味しくて、感激して涙が出ちゃいました。
えへへ、よかった…その柔らかい微笑みを忘れないで、わたしがれいかにスマイルをプレゼントするから。


おしまい。