可愛いおねだり(大学生)

キッチンでフライパンとフライ返しを持ち、三時のおやつを作っているのは、ピンクフレームのメガネをかけた愛するみゆきだ。

最近はお義母様にお菓子作りを習っているらしく、これはわたしのお母さん直伝なんだよ!なんて自慢してくれる事も微笑ましいと思うのです。


みゆき、美味しそうな匂いね。
背中に体を寄せて、脇腹に腕を回してから顔を覗き込む。
れいかご所望のパンケーキはもう少しで焼き上がるから、あとちょっと待っててね。

わたしを横目に見てからゆるりと微笑む彼女を愛おしく思った。

は〜い!パンケーキ〜パンケーキ♪♪

わたしはそのまま背中に張り付いた姿勢で離れずに、お菓子作りに精を出す恋人さんに甘えていた。


いつもはそこはわたしの位置なのにね?
ふふっわたしだってたまにはみゆきに甘えて寄り添いたいの。
いつも甘えてくれてもいいんだけどなぁ。
それは貴女にお任せします。
でもね、れいかに甘えるのも甘えられるのもわたしだけの特権だから…
わたしも同じ特権ね…

フライパンの火を止めたみゆきはわたしの腕を解き、肩に手を置くと、そっと引き寄せて唇を合わせた。



お母さん直伝のフルーツシロップをかけて、イチゴとラズベリークランベリーを添えて生クリームを絞ると完成でーす♪

お義母様には感謝しなくてはいけないですね。
そうだね、たくさん御世話になってるからね。
母の日には一緒に感謝の気持ちを贈りましょうか。
うん!そうしよう〜