優しい悪魔さんに惹かれてしまいます

お母様にお使いを頼まれた為、背中の羽を羽ばたかせながらスキップして商店街をお買い物して周り、その足で少しだけ遠出してみました。


ランランララランッ♪はわっ!?そんな、まさか……ドラえも◯の映画が始まっていたなんて知りませんでした〜

映画館の前の道を通りかかると思わず告知ポスターを見て立ち止まってしまいました。

わたしはこれでも映画を全作品網羅するくらいのドラえ◯ん好きなのですが、今回は生徒会と部活とお仕事で日々を追われていて、情報に乏しかったようです。


みゆきさん、一緒に見にきてくださるでしょうか…ド◯えもんよりもプリキュアオールスターズニュースタートのラストバトルが見たいと言いそうですよね〜わたしも両方気になりますが、どちらを御誘いするべきか…悩みます。

両方見に行ったらいいんじゃないかな?

ふわっ?!みゆきさんいつの間にいたのですか?
悪戯帰りにれいかちゃんの綺麗な羽を見つけたから…ついて来ちゃった♡

みゆきさんはわたしの頬に手を置き、耳元に囁くように語りかけてきます。

みゆきさん///あの、その…ううっ///
んー?
恋人さんに優しく見つめられると心臓がバクバクと激しく脈打つので、聞こえてしまうのではないかと思ってしまいます。

よかったら一緒に映画を見に行きませんか?できれば二回…あ、あの…我儘言ってごめんなさい。
大丈夫、れいかちゃんの御誘いだったら喜んで行くからね。
ありがとうございます♪


周りに人がいるのも気にしないくらい大好きな気持ちで心が満たされたわたしは、飛びつくようにみゆきさんを抱きしめていました。

いっぱいデートしようね?
はいっ!


キラキラ輝く桃色の瞳と薄く開いて艶めく唇に惹かれて…時が止まってしまったかのように、しばらくその場を離れられませんでした。