お姉さん代わりになれるかな?(前編)

みゆき、お風呂沸いたから先に入って…っ?!その子いつの間に来ていたの?
あはは…れいかが食器洗いしてる間に来たんだけど、泣いてたから慰めていたらわたしの膝を枕にして寝ちゃったんだよね。
そう、それにしても珍しいお嬢さんが来ましたね。
うん、悪魔の子と天使の子は時々顔を見せてくれるけど、この子が一人で来るのは珍しいよね。


ソファーに座るみゆきの膝を枕にして寝ているお嬢さんの顔を覗くと、頬に泣いたあとが薄っすらと残って見えました。


みゆきの横の空きスペースに体をねじ込みながら座り、みゆきの腕に腕を絡めて一息つきます。

何か言ってた?
ううん、わたしの前に来たと思ったら静かに泣くだけで何も言わなかった。
そう…
みゆきお姉ちゃんと何かあったのかもね。
昔からずっと隣りにいる姉妹だから時々喧嘩しちゃうんですと前にみゆきちゃんが話していたわ。
姉妹じゃなくても恋人で同棲してても喧嘩はもちろんするけど…
貴女の場合はお酒が半分悪いと思うのよねぇ…
だってぇ、お酒が大好きなんだもん。
わたしとどちらが大好きなんでしょうね?
絡めた腕の先の手に手を絡めると、キュッと握ってくれます。

れいかとお酒を比べるなんてしないよ〜
あら、お酒が大好きなんでしょう?
わたしの一番大好きなのは…(みゆき姉さん…愛して…
れいかを愛してるから///って、妹れいかちゃんの寝言につられちゃったよ〜
れいかちゃんはお姉ちゃんに相当強く想いを寄せているみたいですね…ねぇ、キスを…ちゅっ、んっ♡
会話かキスかどちらかにしなよぉ…んー♡


愛する人の顔が隣りにあるのだから、キスをしたいという気持ちになるのはごく自然な衝動だと思うから…