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今はそっと見守るだけ

あどけない顔の眠り姫をそっと見守るわたしは貴女の"お姉さん"だから、寄り添う時は恋という愛ではなくて、姉妹の愛を与えることしかできないのだ。


れいか…わたし本当はね、本当は貴女のことを姉妹以上に……


それ以上は禁忌、わたしは禁断の実を齧るにはまだまだ臆病者で想いを貫き通すだけの裁量を持ち合わせていない。

頬にそっと触れて自身の頬を擦り寄せると、女神のような微笑みを浮かべながらわたしに擦り寄ってくるから…

可愛いね、れいか。


もっと触れてみたい、キスのその先を知りたい…けれど、わたしは自身を騙して本心を隠して生きるしか今は道はないから、未来のわたしは貴女を迎えに来てくれるはずだよね。


口付けをそっと交わして、眠り姫の寝顔を再び見つめながら、気がついたらまた朝日が登り始めていた。