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丘を越え行こうよ

一番接点がなさそうな姉さん達がお茶会をしている時の話。


なるほどなるほどー、れいかにちょっと黒が入ったらバッドエンドれいかお姉さんみたいになるんだね。
あなたの妹さんは…聞く所によると、とても優秀な方のようですね。
うん、小さい頃からとっても優秀でよくできた子なんだけど…でもね、時々精神的に弱い所があるからそばにいてあげないと心配ではあるかな。
みゆきお姉さんは優しいのですね…しかしその優しさがいつの日か仇となり…一番大事な人を救えなかったという悔しい想いを抱えて…ふぅ…本当に馬鹿馬鹿しいです…

そうだ!バッドエンドれいかお姉さん♪明日ちょこっと遠出しない?
わたしなんかを御誘いしてもよろしいのですか?大事な彼女が泣いてしまいますよ…
彼女??わたし恋人はいないよ?
ぇ…妹さんとはお付き合いしているのではなかったのですか?!
れいかはね、未来のお嫁さんなの〜だから恋人はいないよ。
(このみゆきさんのお相手は相当苦労されるでしょうね…鈍感というのか天然というのか…)
なるほど、でしたらたまにはあのお家から離れて遠出するのも悪くないですね、どこに行くのか決めましょうか。
わ〜い♪



三日後
お茶会の翌日は今日の日の為のお菓子を共に買いに行ったのですが、あちらのペースに乗せられているのは腑に落ちないです…
れいかさ〜ん!こっちこっち〜もう少しで到着だよ!
みゆきさん…ハァハァ…こんなに歩いたのは初めてですよ、こんなに疲れるなら来なければよかったです…
ゴメンね、疲れさせちゃったね…おんぶしてあげようか?
いえ、結構ですから…(お家に帰り次第体を鍛えなくては…こんな姿では見苦しくて悔しくて堪らないです)
この丘を越えた所が目的地だから、もう少しがんばろ!
ちょっ、引っ張らないでください!

みゆきさんに手を引かれて着いた場所はなんと…色とりどりの花々が咲き誇る花畑が景色一面に広がっていました。


綺麗…ここは本当に美しいです…


たぶんれいかさんもお花が好きなのかなって思ってね、正解だった?
いえ…不正解です…
ぁぅ…そ、そっかぁ…それは申し訳ないことしたね、ごめん。
あなたは何も悪い事なんてないのですよ…ただ、幸せだった頃の記憶が鮮明に甦ってくるから…
これからたくさんウルトラハッピーを積み重ねたらいいよ。
それは難しいですね…
どうして?
わたしが幸せという名が付くものを全て奪ってしまうから…ですよ。

でもさ、この花畑とれいかさんの幸せだった記憶を奪うことは本人にも誰にもできないよね?
はぁ…みゆきさんという方は昔からわたしの心を揺さぶるのがお得意なのね…正解よ。
えへん!やったね♪

みゆきさんの笑顔と色とりどり花々が、心に幸せの色をほんの少しもたらしてくれたから…

ありがとうございます。