酔っ払った貴女とわたしと

塾のバイトを終えて帰宅すると、リビングの明かりがついているのを見てホッとするのは、自分は独りじゃないという安心が得られるだけではないことは、彼女がきちんと揃えた靴を見たら分かる。

あら?この二足の靴はもしかして…


靴を脱いで中に進みリビングに入るとそこには、この家のもう一人の住人と赤と黄色の服を着たカップルがボードゲームで遊んでいました。
れいか!お帰りなさい、お疲れ様〜
ただいま、皆さんもいらしてたんですね。
うん。

みゆきがわたしの元に近づき、腕を広げておいでと呼ぶものだから、恥ずかしいからイヤよと返事をしたら、彼女から寄り添うように気がついたら包まれていました。
れいかちゃん、愛してる…
耳元で愛を囁くものだから、体がじんと熱くなり始めるから困る。
わたしも愛してます…みゆき、皆さんが見てるからそろそろ離してください。
やだ、れいかちゃんとエッチするの!今からするからねー!
ちょ、ちょっと待ってくださいっ!


わたしは彼女の異変に気がつき、力を込めて引き離してみると、頬を赤らめて目がトロンとしたみゆきがいました。
はぁー…酔っ払っていたのね…あかねさん、やよいさん、みゆきにどれだけお酒を飲ませたのですか?
すまん、うちはあかん言うたんやけどな…やよいが調子乗って飲ますから。
れいかちゃんゴメン!お酒を飲んでふわふわ絡んでくれるみゆきちゃんが可愛くてつい…

わたしの上着を脱がして、アウターにまで手をかけようとするみゆきをやんわりと嗜めると、その場に押し倒して唇を奪い深く舌を絡め取りながら、吸ったり舐め回していくと、彼女は息を切らせたようで背中をぽんぽんと叩かれた為、唇を離しました。ふぅっと呼吸を整えてようやく落ち着きを取り戻した様子でした。


少しは落ち着いた?
れいか…ゴメンね。
うるっとした瞳を向けられると、もう怒れなくなるから困ります。
あまり飲み過ぎたらダメ、次の日頭痛くなっちゃうからね。
ゴメンねと再び謝り、しょげた顔で俯くみゆきの頭を撫でながら、もう怒ってないわと優しく伝えました。

一件落着やな。
さすがれいかちゃんだ〜長年みゆきちゃんに寄り添ってるから扱いが上手いね!
残念ですが褒めても何も出ませんよ、それよりも…
お腹空いてるよね、れいかのご飯はちゃんと取ってあるから今から温めてくるよ。
立ち上がる彼女に合わせて自分の身を起こし、寄り添うようにキッチンに向かいました。


ねぇみゆき、エッチがしたいのですか?
ぇ、唐突だね…ビックリしたよ。
今すぐしたいのですか?
困惑しながらも再び情欲を帯びた瞳を向けられて…
わたしは静かに身を預けながら、みゆきの愛撫を欲して小さく声を漏らしながら、快感を得ようと抱きつき彼女の腕の中に堕ちていきました…

おわり