初めての手料理 (前編)

包丁ってコワイよぉ…あぁ痛っ!指切っちゃったー…はっぷっぷー
姉さん大丈夫ですか?指を見せてください。
れいかに怪我した指を見せるとすぐに薬箱を持ってきて、処置をしてくれました。

今日からお母さんとお父さんが、田舎のおばあちゃんの具合が少しよくないというので、二泊三日で出かけてしまったから、わたしとれいかは家事を分担して行う事に決めたのですが…

無理しなくてもいいんですよ、料理ならわたしがしますから。
あうあう、だって料理以外の家事も下手くそだからできないんだもん。
みゆき姉さんは…そうですねぇ…テーブルやキッチンを拭いて廻ってください。
やだよ、そんなの家事の分担とは言えないじゃない。
でも、さすがに先ほどの包丁さばきでは指がいくつあっても足りないと思いますが…

わたしは自分の指が一本も無くなる姿を想像してしまいました。
ぞわわ…ぶるぶる‼でもさ、このまま料理を全くしなくて甘えたまま大きくなったらお嫁さんに申し訳ないよ。
お…お嫁さんに迎えたい方がいらっしゃるのですか…?
れいかは泣きそうな表情でわたしを見つめています。

わたしのお嫁さんはれいかだよ?こんなわたしじゃお婿さんになれないかなぁ?
絶対になれます!!星空れいかは星空みゆきの嫁です!ですからわたしのお婿さんになってくださ////ぁぅ…恥ずかしいです…
ヨシヨシ、れいかありがとう。それでは、お婿さん修行に手料理一品がんばるぞー!
わかりました、では八分でできる「ほうれん草のおひたし」をお教えしますね。
八分でできるの!?
はい、姉さんはいきなり難しい料理をしようと考えるから駄目なんです。包丁の持ち方から教えますので、よろしいですか?