お星様を追いかけて⑤

どうしてどこであそんだのかしりたいの?
ぇ…あの…れいかちゃんがかえってこないから、きょうあそびにいったところにまだいるとおもったから…だいじないもうとなの、おねがいします…

最後の方は小さな声が切れ切れになってしまい聞こえたかどうかわからなくて、恥ずかしさから目をぎゅっと閉じてしまいました。


わかった、みゆきちゃんにはとくべつにおしえてあげるよ!
わたしはその言葉を聞いて、嬉しくて顔をパッと上げました。
うん!
まずは、わたしたちのおうちのちかくにあるひろばでおままごとをして、そのあともりのとなりのこうえんでボールあそびをしてから、もりのなかのはなばたけまでいったの。
もりのなかのはなばたけ…

たぶんそこが最後に皆で遊んだ場所なんだろうと確信したわたしは、れいかのお友達にありがとう!と伝えると、一目散に走っていきました。


みゆきちゃん!一人で行くのは危ないわよ!!


わたしの頭はれいかを見つけ出す事しか考えていなくて、恐怖も羞恥心も吹き飛んでいました。


ハァハァ…もりのなかのはなばたけ…もうすぐだ。


わたしは暗がりの森の中を走り抜けると、大きく開けた広大に広がる花畑まで到着しました。


れいかちゃん!れいかちゃぁーん!

花畑の中を走りながら大声で妹の名を呼んで探し回ります。


キョロキョロと見回しますが月明かりだけでは周りがよく見えず、それと夏草が伸びる様に生えている為、低身長のわたしには人の姿を容易に確認する事が出来なくて悔しくなります。


れいかちゃんどこにいるのー??おねえちゃんがきたよー!いるならへんじして!!

お腹から精一杯の声を出すと、微かに声が返ってきたような気がしました。

みゆきおねえちゃん…おねえちゃんれいかはここにいるよー!


わたしがピョンピョンと飛び跳ねて確認すると、小さな手が高く上げられてブンブンと振ってるれいかの姿を見つけました。

れいかちゃんみつけたぁ!れいかちゃんれいかちゃん!!

一目散に再び駆けだして、先ほど見えた場所まで無我夢中で走っていきました。


れいかちゃんっ!
おねえちゃんっ!


れいかの無事な姿を確認する余裕もなく、わたしは見つけ出した喜びと嬉しい気持ちが溢れるようにれいかに飛びつき抱きしめていました。