れいかお姉ちゃんの苦悩(完)

わたしはブルーの光の矢を、ハッピーはピンクの光の矢を弓にあてがい、照準をジョーカーに定めました。

わたしたちの導く未来の光を、くらいなさい!!


プリキュア、ハッピービューティシャイニングアローー!!!

クッ…ぐぉおおーーー



ジョーカーが作り出していた空間が崩れ落ち、明るい空が顔を出しました。


すごい…こんなんうちらには無理やで。
ハッピーもビューティすごいよぉ!双子の奇跡の光だね。
ハッピーに導かれて新たに覚醒した双子の姉妹…ドラマになるね。


ハッピーは前を見据えるように立ち尽くしてから、わたしに顔を向けるとふんわり微笑みます。
さあ、そろそろ戻らないとね。

わたしも彼女につられるように微笑みながら、うん!と、普段は言わないような返事を返してみました。




その後、教室に戻ると、教室のドアの割れた窓ガラスが目に入ってきました。
あれは…わたしがやってしまったのできちんと責任を持って片付けます。
お姉ちゃんは今から自分の言葉で先生に気持ちを伝えに行ってきなよ、ここはわたしが片付けるから。
しかし、生徒会長としてクラス委員として見過ごすわけには…

こられいか、うちらに頼って言うたん忘れたんか?
そうだよ、一人で何でもかんでも抱え込まなくてもいいんだからね。
あたし達だってれいかを想ってるんだから、ここは任せてよ。

皆さん…ありがとうございます。


みゆきに背中をぽんと押されて、皆さんに見送られながら教室を後にしました。




先生は何て言ってた?
あなたの意思をきちんと聞かずに話を勝手に進めて申し訳ないですと頭を下げて謝られました。
まあ先生も自分のクラスから優秀な生徒がいたら鼻が高いからね、学校からの期待も高かっただろうから余計だよね。
優秀な生徒かどうかわかりませんが、期待に応えられなくて申し訳ない気持ちも伝えましたよ。
うん、お姉ちゃんが背負い込むことは減らしたらいいんだよ、わたしもみんなも青木れいかが大好きなんだからさ。

ありがとう、今日はみゆきのおかげでわたしはいろんな事を学んだし教えられたわ…自分の気持ちを言葉にして伝えるということ、みゆきや皆さんが想ってくれていること、寄り道脇道回り道とたくさん道があるんだから留学を断ることも一つの道ですね。
そうだね、お姉ちゃんと共に歩む道…わたしはこれからもずっと隣にいてもいいよね?
みゆきと共に歩む道、これからもわたしの隣にいてください。
えへへ、うん!約束するね。
ふふっ、約束です。


わたしとみゆきはギュッと手を繋いで、お家まで帰っていきました。


そうそう、れいかお姉ちゃん!クリスマスは街に出てデートしない?
まあ、素晴らしいナンパですね。
もう、面識があるのにナンパじゃないよ!本気のお誘いだから。
分かってますよ(クスクス)嬉しいわ、ではデートの服を考えなくてはいけませんね。
うん、一緒に楽しもう、王子様♪
はい!みゆき姫。


わたしたちの道はまだ始まったばかりです。愛する貴女と共に歩める幸せを噛みしめて…ありがとうと伝えたいです。

れいかより