れいかお姉ちゃんの苦悩⑨

ハイパーアカンベェと同化したジョーカーの刃に背中を狙われる寸前に、わたしはれいかちゃんの唇からスッと顔を離して叫びました。


プリキュア、ハッピーシャワーー!!!

なにぃ?!ぐっ、くそっ!!

わたしの周囲に大きく放ったハッピーシャワーをギリギリで回避されてしまい、再びジョーカーの魔の手が迫ります。


死ねぇええーーキュアハッピー!!!!


うちらもおる事忘れたらあかんで!

プリキュアトリプルパンチ!!!×3
クッソォーーー!貴様らぁ…
ジョーカーの攻撃をガチッと三人は受け止めると、わたし達に顔だけ振り返りながらそれぞれに叫びます。


れいか、うちだってれいかと離れたくないんや…だから一人で抱え込まんと何でも相談してや!

あかねさん…

れいかちゃんにたくさん謝らなきゃいけない事があるけど、わたしはれいかちゃんが大好きだから皆と一緒にもう一度笑い合いたいよ!

やよいさん…

れいかゴメン…あたしは本当はれいかの留学を正直に喜べなくてさ、たくさん茶化してしまったんだよ…みゆきもれいかも大事な幼馴染なんだから!戻ってきてよ!

なお…


皆さん…うぅ、うぇーん!
れいかちゃん、みんなの声があたたかいね。
バッドエナジーの放出が止まりましたが、今度は大粒の涙を流し始めたれいかちゃんの背中を撫でます。


わたしも行きたくないです…みんなのそばにいたい…ひくっ…みんなとみゆきと一緒にいたいのっ!わぁああん!!

れいかちゃんの泣き声につられるように、私たち四人も涙を流していました。


愛しい大事なれいかちゃんをわたしは絶対に離さないから、ね。
みゆき…みゆき、みゆきぃ…わたしは貴女だけを愛してるわ。

涙を流している瞳を閉じて、わたしとれいかちゃんは再び唇を合わせました。



くっくっくククッ…ヒャヒャヒャァア!!飛んだ茶番デスネェ…貴様ら三人には用は無いんですよォ!