れいかお姉ちゃんの苦悩⑧

れいか…おねえちゃん…

ウルサイのよアナタは…わたしの苦悩なんて貴女にも誰にもわからない、わたしがどれだけいろんな事を背負っているのかなんて知らないでしょ?お母様に期待されて、あなたは青木家の長女だからと言って厳しく…時には叩かれたことだって何度もあるのよ…


(知らなかった…お姉ちゃんの隣りにいて、後ろ姿をずっと見つめて憧れてきたはずなのに、お姉ちゃんが苦悩していた事を一番分かってなかったのはわたしだったんだね)


そうよね、あなた方は小さい頃からのほほんと生きてこられたのでしたね…学校の成績が悪くても夏休みの宿題が終わらなくても、いつもニコニコ笑ってる…あなた達にはわたしの苦悩なんて何にも分からないのよ!


怒りと絶望のどす黒いバッドエナジーを放出するお姉ちゃんに向かって、わたしは飛び込むように抱き付きました。


うぐっ、うゔぁああーーー!!!
全身にバッドエナジーが流れこんできて頭がおかしくなってしまいそうになりますが、わたしは歯を食いしばって耐えます。

ハッピー!あんた何やっとんねん!?
ハッピー…ああぁ、みゆきちゃんだめだよそんな。
ハッピー、みゆき…くそぉー!


おや〜キュアハッピーは自殺行為を行っていますねぇ、そのまま二人のプリキュアがいなくなる!最高に愉快なことではありませんかぁ、ヒャヒャヒャーァア!!



お姉ちゃん…ごめん、わたし、お姉ちゃんの後ろでぼんやりぬくぬくと生きてきた…よ
み…ゆき…はなれて…おねがい
家族や親戚が厳しくて周りの人達からもたくさん庇ってくれたり守ってくれたお姉ちゃんに、今度はわたしが恩返しする番だから…

全身が悲鳴をあげそうに痛くて苦しい…けれど、れいかちゃんの苦しみをわたしが受け止めなければ他の誰にも大事な彼女を救うことなんてできないと脳裏に言い聞かせます。


道に迷ったり行き止まりに当たったらきちんと教えて、何度道を間違えたって大丈夫だよ、わたしがれいかちゃんの道標になって背中を支えるから。
ぁああ、みゆき…みゆきぃ…いつもこんな駄目なお姉ちゃんでごめんなさい!貴女の前では弱くて醜いわたしじゃイヤだったの…だから
わかってる、れいかちゃん、愛してるよ。

わたしはれいかちゃんの唇を塞ぎ、自分の心が伝わるように全身から光を巡らし、唇に向けて流し込んでいきます。


くっ…もう少しで姉妹共々朽ちていくという所なのに、そうはさせません。ハイパーアカンベェで始末しましょう!!