れいかお姉ちゃんの苦悩③

そのあとも、次から次へと留学の話題で学校中の人気者になってしまいました。

青木先輩聞きましたよ〜留学おめでとうございます!
れいか先輩素敵です!!日本から応援してますので、留学頑張ってくださいね♪
あの、わたしはお断りするつもりで…

青木君、話は聞いたよ。留学内定おめでとう!前生徒会長として鼻が高いよ。
…入江先輩…その高くなったお鼻をへし折って差し上げましょうか?(イライラ)
話し掛けてくる人皆々が留学おめでとうやら応援してますやら、正直イライラと怒りで爆発してしまいそうでしたが、横にいる桃色の女神がわたしを宥めてくれました。


放課後

もう我慢が限界です!みゆき、佐々木先生の元にお断りに行ってきます!!
お姉ちゃん大丈夫?わたしも一緒に着いて行こうか?
はい、一緒に行きましょう。

わたしとみゆきは学校の中ということを気にすることなく恋人繋ぎで職員室までの廊下を歩き、職員室に到着してもがっちり繋いだままドアをノックして中に入りました。
失礼致します!
わたしとみゆきはズカズカと佐々木先生が座る机に近づくと、先生は驚いた様子でわたしを見ていました。


佐々木先生に大事なお話があります!
ど、どうしたの青木さん…すごい剣幕で…
お時間を少し頂いてもよろしいでしょうか?
は、はい。じゃあ隣の応接室でお話しましょうか。


わたし達と佐々木先生は向かい合うように座り、さっそく留学の件をお話しました。
佐々木先生、留学のお話はキッパリと御断りさせて頂きますので、御了承をお願いします。
ぺこりと頭を下げます。

青木さん、もう学校側は手続きを始めてしまったのよ、それに成績優秀生を一名出すきまりになっているから、あなたには頑張ってもらいたいんですよ。

ちょっと待ってください!私はまだきちんと行くという返事はしていません。それに先生と母が進めた話ですから本人が行く意思がなければ御断りできるはずです!
あなたが御断りしてしまったら、来年度以降の生徒へのチャンスの機会が途絶えてしまう可能性があるの、だから…

何度も言わせないで下さい。わたしは行かないと言ってるんです…御断りができないのであれば退学でも構いませんから!
お姉ちゃん!?
青木さん!?
もうこれ以上留学のお話は止めてください、わたしの道はわたし自身で決めるものだと考えておりますので。

待って、青木さん!

わたしはスッと立ち上がり、応接室から早々と離れて職員室から退室して、ドアを少々乱暴に閉めて出て行きました。


こんなにも荒ぶるような怒りが湧いてくることは久しぶりのことだから、どうやって怒りを鎮めたらいいのかよくわかりません。


続きます。