れいかお姉ちゃんの苦悩②

食事が終わり、みゆきと一緒に片付けを手伝いながら母に先ほどの話をしました。

お母様、こういう重要なことは全く相談も無く勝手に話を進められては困りますよ。
そうよね、ごめんなさい、お母さんが悪かったわ。突然先生からお話があって驚いたでしょ。
驚いたどころではありませんよ…わたしはお断りさせていただきますからね。
もったいないと言いたい所だけど、今回はあなたが自分の考えで留学を希望したわけではないから、お断りしても構わないわ。
横で聞いてるみゆきがどう思っているのかは分かりませんが、表情が柔らかいので少し安心しました。


そのあと、自室に戻り宿題をしていると、襖をぽんぽんと叩いてからみゆきが入ってきました。
れいかお姉ちゃん…さっきのお話のことだけど…
遠慮がちに話すみゆきに、わたしはそっと近づいて、ふんわりと抱きしめてから、みゆきの顎を少し持ち上げて優しくキスをしました。


わたしは留学はしませんよ、わたしの道はわたし自身で考えて決めますから、今のわたしの道の選択肢には留学なんて入っていません。

そうはっきりと伝えると、少し涙まじりの声で、よかった…お姉ちゃんとはまだ一緒にいられるんだねっとみゆきが言ったので、わたしは
まだじゃなくて、一生一緒にいるんですから、覚悟してください。
はい、覚悟して一緒にいます!
みゆきの言葉が嬉しくて、わたしは自然と笑みがこぼれていました。


ゆっくり二人でお風呂に入り、歯を磨いて、髪を乾かしてから布団を敷いて、二人で一つの布団に潜ってからみゆきを抱きしめてホッとひと息つきました。

れいかお姉ちゃんはやっぱりすごい人だね。
また留学のお話?
うーん、まあそれも含めてだけどさ。
すごくなんかないわよ、わたしにだってどんだけ頑張っても出来ないことや、変えられないものだってありますからね。
そっかぁ、でもわたしはずっとれいかお姉ちゃんを尊敬してるからね。
ありがとう、みゆき。

もう一度ギュッと抱きしめて、深く舌を絡め合うキスをしてから、愛してると伝え合って、わたしとみゆきは就寝しました。



次の日みゆきと一緒に登校してからが大変になるとは、夢にも思っていませんでした。

れいか聞いたで〜留学するってホンマなん?話聞いた時、目ん玉が飛び出るか思ったで。
れいかちゃん!留学なんて嘘だよね、エイプリルフールだね、そうだ!今日は4月1日だったよ。やよいのおバカさん♪
れいか、非常に寂しくなるけど、みゆきはわたしが絶対に幸せにするから、安心してよね。結婚式には呼ぶから、その時はヨロシク♪♪(ウキウキ


あかねさんを除いた、この親友のお二方には頭が痛くなりますよ、本当に。

お姉ちゃん、キスしてあげようか?
どさくさに紛れて、手を繋いでるみゆきが、ぼそぼそと嬉しいことを言ってくれたので、お姉ちゃんの頭痛は和らぎました。
キス!!れいかちゃん!わたしとしようよ。
みゆき、キスしたいんだったらあたしがいくらでもしてあげるのに!今からしようか、そうしよう。

やよいさんのあざといお顔と、なおの直球勝負な唇がわたしたち青木姉妹に襲いかかりそうになったため、ビックリして仰け反り、わたしとみゆきは一緒になってその場に尻餅をつきました。

あんたらアホやろ…


続きます。