突然の雨にうたれて

突然降ってくるなんて…はぁー、ついてないなぁ。

雨宿りができるベンチまで駆け込み、体育の時に少しだけ汗を拭いたタオルで濡れた髪と制服を拭いています。

今日の天気予報って雨だったのかな。


憂鬱な気分で雨粒を見つめていると、遠くの方からこちらに駆け寄る人物が見えた。

あれ?まさか⁉

ふわぁ、ハァハァ…あーあ、降られちゃったし…お!みゆきじゃない。
なおちゃんも雨宿りしにきたの?
うん、といってもあたしはこの通りずぶ濡れなんだけどさ。
ほらほら、早く拭かないと風邪引いちゃうよ。
あたしよりも…えぃっ‼
ふにゃ⁉なになに⁇何でタオルがわたしにぃー
なおちゃんに頭からバサッとタオルを被せられて、わしゃわしゃと髪を拭かれております。

なおちゃんは自分の髪の毛を拭きなよぉ。
だーめ、みゆきを乾かす方が先なの。
えーなんで?
好きな子が風邪引いちゃったら心配だからね♡
なおちゃん///ばーか、なおちゃんの方が風邪引いちゃうよ…
馬鹿だから風邪引かないの。まったく…みゆきは昔から髪を拭くのが下手くそなんだから、しょうがない子だねぇ(クスクス)
下手くそじゃないもん!はっぷっぷー‼

なおちゃんがタオルで髪を拭いてる手をふと止めると、わたしの顔を覗き込んだと思ったら…


んん///


唇を塞がれて、わたしはなおちゃんにベンチに押し倒されてしまいました。

胸が破裂してしまうかのように、ドキドキと高鳴る心だけが熱くなっていました。