みゆき王女とれいか王子様の恋物語⑷

晩御飯のお祝いの席も和やかに過ごして、王子様のご家族にも大変気に入られたようなので、ホッと一安心です。
ただ一つ気になることがありました…なおさんがわたしの一挙手一投足を逃さずに見ていたことが、今後の礼儀作法云々に繋がるのではないかという不安な点になりそうです。



夜も遅くならないうちに、やよいちゃんをまた明日もよろしくねと見送り、わたしは王子様に連れられて、今日からしばらく寝起きする寝室まで案内されました。



どうぞ、こちらが寝室になります。
はい、失礼致します。

中に入ると、薄いピンクが基調のベッドシーツから枕とクッションまで備えられていて、キングサイズのベッドが中央に設置されていました。

わぁ〜とても可愛らしいベッドルームですねぇ♡
ふふっ気に入って頂けましたか?
はい!ぁ…もしかして、気を遣って新調してくださったのですか?
いえいえ、貴女に喜んでもらいたい一心で、買いに行っただけなので、気を遣ったというわけではないんですよ。
買いに行ったということは、王子様が選らんでくださったのですか?
はい、みゆき姫のことばかりを考えて選らんでいました。


王子様の優しさと愛が伝わってきて、頭がほわほわと心地良くなるのが止められなくなっています。

あああ///ありがとうございます、とても嬉しくて…その…
言葉にならないくらい歓喜わまってしまいました。
さあ、本日はお疲れですよね、まずはベッドに座って少しお話しませんか?
是非!ぁぅ///わかりました、お話しましょう。
クスクス、可愛らしい姫様ですね。
か、可愛らしいくなんてないですから///


ベッドの隣の小さなテーブルに持っていた手提げの鞄を置いてから、外出用の上着を脱ぎ、畳んでその上にそっと置きました。

お待たせしてしまいごめんなさい。
いえ、みゆき姫とお話ができるのでしたら何分何時間でもお待ちできますから。
ありがとうございます///
(王子様が優しくて良い人すぎて、わたしには勿体無いなって思っちゃうな…ふぅ)


二人で並んでベッドに座りましたが、緊張したりドキドキしたりで、何からお話したらいいのか迷ってしまい、しばらく無言で佇んでおります。
何か話さないといけないと思い、王子様の方に顔を向けると…

みゆき姫…///
王子様…///

王子様は頬が赤くなっていて、瞳をゆらゆらと揺らがせて、わたしを見つめていました。

ごめんなさい…お話をしましょうと御誘いしたのはわたしなのに、いざ貴女の隣に座ると緊張してしまい、何からお話していいのか分からなくなってしまいました。
わわわたしも王子様と同じで、緊張したりドキドキしていて頭の中が整理できていない状態なんです。

ドキドキしているのですか?
はい、ドキドキして王子様のことを考えると胸が苦しくなったり恋しくなってしまうんです///
ぁ///ありがとうございます!わたしを恋しいと思ってくれる人と初めてお会いできて、すごく嬉しいです///

わたし、れいか王子様に恋をしてしまいました。
わたしも、みゆき姫に恋してしまいました。


二人の手が重なり合い、見つめ合う瞳にお互いが恋をしている自分達が映っております。

王子様の瞳に映るわたしは、初めて恋しいという感情を知った、一人の女の子が見えました。