真夜中の訪問者と妹みゆきちゃん(前編)④

What?なんですって!?そんな頼み事が聞けるわけがないので、今すぐお引き取りください。
そこを何とか頼むわ〜この通りや、お願いします!


バッドエンドサニーさんがわたしとれいかお姉ちゃんに深々と土下座をして、大事な頼み事をしています。

お姉ちゃん、サニーさんが可哀想だから助けてあげようよ。
はい?この方のどこをどう取って可哀想だと思うのですか?バッドエンドなプリキュアですよ、救いの手を差し伸べるなんて天使の子でもしないわよ。
でも…わたしは放っておけないよぉ。


サニーさんの話によると、ハッピーとビューティが旅行に出てからかれこれ一ヶ月くらい帰らないそうで、料理が出来る人間が出払ってしまっている為、ご飯が作れずに飢え死にしそうな人物がいるらしいです。
毎日巨大な空腹音が部屋中に鳴り響くのがうるさすぎて、サニーさんは痺れを切らせて私たち姉妹を頼ってきたそうです。


料理ができないならコンビニに行けばよろしいでしょ?それも出来ないのでしたら、飢え死にでもなんでもなさい!
買い物もあの姉妹が買い出しに行くから、うちらは勝手に行けへんねんよ…頼む!この家だけは絶対に焼き尽くさんから…どうかお願い致します。


冷徹にすべての物を焼き尽くすサニーさんが土下座をするのはよっぽどのことだと思い、わたしはお姉ちゃんが首を縦に振らなくても助けてあげようと決意しました。
サニーさん!わたしはお料理は下手くそだからアレだけど、部屋のお掃除は好きだから任せて♪
部屋も汚いんやけど…今は料理ができる姉ちゃんにお願いしますわ!


お姉ちゃんは下を向いてしまったから、表情が見えなくてちょっぴり不安になってしまいました。