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みゆきくんのお家に(後編)

れいかくん…れいかくん、しっかりしてよぉ。

大好きなみゆきくんの声が聞こえるのは、気のせいでしょうか…?
れいかくん、目を覚まさないとキスしちゃうよ!
ふあぃ!?ななな、キスって‼
ガバッと体を起こすと、ぼくの目の前にはなんと、馬乗りになったみゆきくんが心配そうに顔を覗き込んできていました。

れいかくん、よかったぁ!なかなか目が覚めないから心配したんだよ。
みゆきくんがぎゅっと抱きついてきたので、また目の前がぐらつきそうになりましたが、なんとか耐えます。
みゆきくん、心配させてしまいまして…ごめんなさい!
背中にそっと腕を廻すと、みゆきくんは体を預けるように擦り寄ってきました。

しばらくドキドキしながらみゆきくんの体の温もりを全身で味わっていました。


みゆきくん、そういえばどうしてぼくはこのベッドで寝ていたのでしょうか?
そうそう、キャンディがぼくが寝ている所を揺さぶりながら起こしてきたから何かと思って床を見たらさ、れいかくんが気絶して倒れてたんだよ。
れいかくんが死んだのかと思ってビックリしたクル。
急いでれいかくんをベッドに運んで寝かせてたんだけど、なかなか目が覚めないから…
ぁ…それは大変ご迷惑をお掛けしてしまい申し訳ありませんでした。


ところで、二人はいつまで抱き締めあってるクル?

あわわ///そうでした、みゆきくんそろそろ…
イヤだ、れいかくんの傍にいたいんだよ…だってぼくは///
みゆきくん///
潤んだ瞳に見つめられてドギマギしていると、ぼくの耳元に悪魔と天使がやってきて囁いてきます。


れいかくん、またと無い大チャンスなんだからキスしちゃいなよ〜♡キスしたらみゆきくんはメロメロになって、れいかくんの虜になると思うよ♪
れいかくん、キスしてもいいですが、みゆきくんと幸せになれる道を歩んでくださいね〜♪
天使にもキスを薦められているのは、ぼくの心がしたいと強く思っているからなのでしょうか?
段々とその気になってきてしまい、腕の中にいるみゆきくんに顔を近づけかけた時

だめクルゥウオオーーー!!!

わわわ///ごめんなさぁい!
…もう、キャンディは何でお部屋で叫んでるの?!普通にご近所迷惑だから!

ぼくは近づけかけた顔をパッと離し、みゆきくんはぼくに抱きついたままキャンディさんにプリプリと怒っています。

みゆきが悪いクル!キャンディにイイコトしておいて、れいかくんを誘惑するなんて酷いクルー!
ちょっと待ってよ、イイコトって何なの??ぼくはお部屋の片付けが終わってベッドに寝ていただけだから、何もイイコトなんてしてないよ。

(これはキャンディさんがみゆきくんの気を引く為に嘘をついたということですよね…嘘なんて言わなくても本当にみゆきくんを好きなら…真実の自分でいないと)

(コンコン)みゆき入るわよ〜れいかくんにお茶菓子を貰ったからみんなで仲良く…まあ///
お、お母様!?こここ、これは違うんです///
お母さんありがとう、その辺りに置いておいてね〜れいかくんのお茶菓子は最高に美味しいから大好きだな♡
ぼくも、あのお茶菓子は美味しいから(みゆきくんのことが)大好きなんですよ///
ふふっ一緒だね〜♪
はい///


ぶー、キャンディがなんだか邪魔者みたいクルー…
キャンディちゃんは先にお菓子を食べているといいわよ、あの二人はもう少し後になりそうだから、ね♪
みゆきくんとれいかくんが仲良しな様子を微笑ましく身守るお母さんと、不満気にお菓子を貪るキャンディでした。


終わり。