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みゆき王女とれいか王子様の恋物語⑵

次の日、わたしとやよいちゃんは一足先に、隣国のお城に入りました。
わたしの洋服や小物や必要品など備品の荷物は後日馬車で届けられる予定になっています。


ここがれいか王子様のお城だね〜素敵だなぁ///
城下町も広かったですが、お城もすごく広くて迷子になってしまいそうですよね…みゆき様は大丈夫ですか?
う〜ん、迷子になったらお城の人に尋ねるからたぶん大丈夫だよ♪
わたしもみゆき様とご一緒に暮らせたらよかったのですが…
ありがとう、やよいちゃんは今までもこれからもわたしだけの侍女で、お友達だから…だから離れても仲良しでいてね。
はい…はい!機会を見つけて絶対に尋ねて参ります。
うん♪


わたしとやよいちゃんがお城の中を歩き回り、中庭らしき付近でお話していると、昨日会った王子様の従者のなおさんが近づいてきました。


御到着されたのでしたら、お早く国王様と王妃様に挨拶をするのが礼儀ですよ。わかっているとはいらっしゃると思いますが、この王国にはきちんと礼儀作法やマナーなどがございますので、一日も早く覚えてくださいませ、くれぐれも無礼が無いようよろしくお願いします。

ちょっと、あなたは一体何者なのでしょうか?みゆき様は我が王国の王女様で在られますよ、御無礼なのはあなただと思いますが(やよいちゃん、怒らないで
みゆき様!この方の御無礼を御許しになると言うのですか?!
この方はれいか王子様の従者のなおさんですよ、だから絶対に怒らないでね。
むー、みゆき様は優し過ぎますよぉ、明らかに自分より身分が下の人に謙ることなんてないのですよ!
身分がどれだけ高かろうが低かろうが、わたしはこの王国に嫁ぐ身なの、だからこの王国の方にはすべて従わなければいけないんだよ。
(なるほど、謙虚な所だけは好感度が高いお姫様ですね…それ以外はどうなのかが問題になりそうですがね)
お話がお済みでしたら速やかに移動をお願い致します。

そう言うとなおさんはスタスタと歩いて行ってしまいました。


やな奴、やな奴、やな奴ぅ!!わたしの可愛くてお優しくて大好きなみゆき様になんという口の聞き方を…あんなやな奴は絶対に許してはいけませんよ(プンプン!)
やよいちゃん、落ち着こう…ね。


わたしとやよいちゃんが国王様と王妃様がいらっしゃる王宮の間の側まで到着すると、れいか王子様が扉の側でお待ちしてくれておりました。

王子様///ぁ、あの、お待たせして申し訳ありませんでした。
みゆき姫、お待ちしておりました///
本日も一段と素敵で見惚れてしまいました。我が王国にお越しくださいまして、本当に嬉しく思います。
王子様はそう言うと、片膝を立てて座り、わたしの右手の甲にキスを落としてニコッと優しく微笑みました。

はぅ〜///(王子様がカッコよすぎてクラクラしちゃうよぉー♡♡♡)

おぉ〜王子様は超イケメンで優しくて頭が良さそうですごく穏やかそうですねぇ!あのやな奴がこんなに素敵な王子様の従者だとは世も末ですよ…
あなたはみゆき姫の侍女のやよいさんでしょうか?
はい、わたくしはみゆき様の幼少より側で御世話をさせていただき、お友達のように仲良くさせていただいております、侍女のやよいです。よろしくお願い致します。
はい、こちらこそ、どうぞよろしくお願い致します。
二人がふんわりと優しい雰囲気で挨拶を交わしていたので、ホッと一安心して見守っていました。


あの…王子様にわたくしから一つだけお願いと託したいことがあるのですが…聞いて頂けますでしょうか?
どうぞ、何なりとおっしゃってくださいませ。

はい、みゆき様をどうか悲しませたり泣かせてしまうことが出来るかぎり無いようにお側にいて欲しいのです。
わたくしはみゆき様にたくさんの優しさと笑顔に支えられてここまで生きてこられました、泣き虫だったわたしを導いてくださった大事な宝物のような王女様なのです…ですから、これからは王子様がみゆき様を守り末長く愛してくださいますように、どうかお願い致します。

やよいちゃんの温かい愛しい気持ちが胸に伝わり、わたしは思わず泣いてしまいそうになり、ぐっと堪えました
お約束します!あなたの大事な宝物の王女様をわたくしはこの命に代えても御守りし、一生涯愛し抜くと誓います。
王子様ぁ、うぅ…うぁ〜ん!!
わたしは感極まってしまい、王子様に抱き付いて胸に縋るように子供みたいに大泣きしてしまいました。

やよいちゃんは目元をそっと拭い、微笑みながら私たちを見守り、れいか王子様はわたしが泣き止むまでずっと頭と背中を撫でながら、大丈夫です、愛していますと耳元で囁き伝え続けてくれました。



わたしとれいか王子様の結婚式までもう半日後となりました。