わたしは妹に恋をする(一年生時のお話

おねえちゃ〜ん!ちょっとちょっと。
はーい、どうかしましたか?
お姉ちゃん今日は数学の授業ってあった?
一時間目にありましたけど、もしかしてまた忘れてきたのですか?
えへへ、ごめんなさい。
あれほど毎日明日の準備をしてから寝るようにお母様から言われているのに、みゆきは忘れてしまうのね…


一年生の時、実はお姉ちゃんや他の皆とはクラスがバラバラでした。
あかねちゃんは一年生の二学期頃に転校してきたのですが、やはり別のクラスでした。

お姉ちゃんは入学当初からモテていたので、たくさんの人がアタックしたり告白していたらしいのですが、全く眼中に無くて泣いてしまう人もいたそうです。


みゆき?ぼーっとして大丈夫ですか?
あ、うん!ちょっとお姉ちゃんはモテる人だなって考えてただけだよ。
モテる⁇わたしは特に目立つようなことは何もしてないですよ…はい数学の教科書です。授業に遅れては駄目よ。
ありがとう!じゃあお昼休みに返すね〜
わかりました、早く戻りなさいね。


お昼休み、お姉ちゃんとご飯を食べようと教室を覗くと、クラスの男子と談笑中の姿が見えました。
さすが、れいかはモテるなぁ。
わたしの背中に突然抱きついてきたなおちゃんがつぶやきました。
なおちゃん⁈突然ビックリしたよ。
ああ、ごめんごめん!みゆきの可愛らしい後姿が見えたからつい(にこにこ
別に可愛らしくないよ?それより・・・ご飯先に食べに行こうか。
れいかお姉ちゃんはお取り込み中だしね♪
なんで嬉しそうなの?
だって、みゆきを独り占めできるじゃないか♡早く行こう!
わわっなおちゃん引っ張らないでよぉ。


いつもの場所に着いてから、お姉ちゃんをしばらく待ちますが、なかなか来ません。
お腹すいたから先に食べよう、れいかを待ってたら時間が無くなっちゃうし。
…うん、じゃあ食べようか。


お姉ちゃんは結局その後も現れなくて、わたしとなおちゃんはご飯を終えて、校舎まで一緒に戻り始めました。

あたしだったらみゆきを一人ぼっちになんてさせないんだけどなぁ…
なおちゃんのつぶやく声が耳に届きますが、わたしの心は落ち着かない状況になっていました。
そうだね、今日も昨日もその前もずっとなおちゃんが居てくれたよね、ありがとう。
どう致しまして…ってそういう意味じゃなくてさ。
んー?
あたしはみゆきに寂しい思いなんてさせ…
チャイムが鳴ってしまったので、早く教室に戻らなくてはいけなくなりました。
なおちゃんありがとう‼またね〜

あ、待っ…行っちゃたな。
あたしにしとけばいいのになぁ・・・なんて言って隣りにれいかがいたら絶対にいけません!って止めてくるよね。

(みゆきを放ったらかしにしてるとあたしが先に取っちゃうから…覚悟しててよね、れいか)


わたしとれいかお姉ちゃんがまだ恋人になる前のお話…