夜のパレードと二人だけの姉妹と

ふぅ〜めんどくさい奴らだったね、思わず光の閃光でぶっ飛ばしたくなっちゃったよ。
元の場所に二人で座ると、さっきの男に引っ張られた腕をお姉ちゃんが持ち上げながら覗き込んでいます。

怪我は無いようですね、よかった…
んー?心配してくれたの?
あなたはわたしにとってただ一人の血の繋がった家族なんです…心配しますよ。
今迄あまり見たことがないような優しく心配気なお姉ちゃんの瞳に魅入られてしまい、わたしの心臓がドクンと音を奏でていました。
わたしも心配したよ…だって、お姉ちゃんしかわたしには大好きな家族がいないから…だから…(ぐすん…
なんで泣くのですか…もう泣かないでください、泣き顔なんて醜くて見苦しいですよ。
お姉ちゃんは控え目にそっと手を繋いでくれました。
わたしは空いてる方の手でゴシゴシと涙を拭うと、にっこり笑ってありがとうと伝えました。


パレードが始まり、私たちの目の前を煌びやかなライトのフロートが何台も通り過ぎて行きます。
わ〜すっごく綺麗だなぁ、あのフロート一台欲しいー♡
美しいですねぇ、これを見たあとは帰りたくなくなりますね…
じゃあここにずっと住もうか?
私たちには帰りたくないお家ですが、一応住む所があるだけでも感謝しましょう。
まあしょうがないかぁ、わたしとお姉ちゃんがいないとあの三人じゃあ上手く生活していけないもんねー。
おそらく帰る頃にはお部屋は…
汚部屋になってるかな…


ずっと此処にいたいなぁ(です


わたしとお姉ちゃんは最後のフロートが過ぎていくまで手を繋いで、美しく綺麗なパレードを見ていました。