狼さんVSみゆきちゃんのお嫁さん(前編

秋の台風の到来で大雨が降りしきり、体が芯から冷えきっているが立ち止まるわけにはいかない。
わたしはたくさんの人々のスマイルを取り戻す為に目の前の相手に全力で挑むしかないのだから…


はぁああ‼ぅ、くっ…
おらぁ!
キャー…ぐっ、げほっごほっ…はぁはぁはぁ

わたしは泥だらけの姿でウルフルンに殴りかかりますが、一発豪快な蹴りがみぞおちに入ってしまい、地面に叩きつけられてしまいました。


てめぇはよぇーんだよ!そんな泥だらけで傷だらけの姿で俺様に勝てると思ってるのかよ!!ウルッフッフッフ、ホンモノの馬鹿だな!
これでもくらいやがれ


ウルフルンに足蹴にされかける瞬間、青い閃光が狼の背に襲いかかりました。
グッ…いってぇな!!誰だッテメェは…なにぃ?!



はぁああ、ビューティブリザード!
ビューティが颯爽と現れて、ウルフルンの首から下の体を凍らせました。

チッ、てめぇにカチンコチンにされたのはこれで二度目だな!

あぁ、そういえばそんなこともありましたね・・・ウルフルン…その穢れた脚でわたしのハッピーを踏み付けようなんて絶対に許しません!!
わたしのハッピーだぁあ?ばーか、テメェは女だろ?愛だの恋だの女のあいつと何ができるってんだよ。


つべこべとウルサイ狼ですね…もう一度だけ忠告します、ハッピーにその穢れた脚で触れようものならあなたの脚を氷の剣で斬り落としますよ。
はっ、やれるもんならやってみろよ!!

ウルフルンはビューティが凍らせた体を全身で振り払いました。


オラオラァ!さっきの威勢はどうしたんだよ、結局テメェは自分一人では何もできないんだな!

ウルフルンはビューティに反撃して殴りかかっていますが、ビューティは何も言葉を発する事なくウルフルンの攻撃を両手で回避するに留まっています。


・・・確かに一人では何もできません…ですが、わたしには愛する者を守り抜くという強い意思と、誰にも負けないくらいひたむきで優しくて素晴らしいハートを持った愛する恋人がいます。
はぁ??何だそりゃ?!だからそんなもんで何ができるんだよ!


あなたを倒す事なんて難しくない、という意味です!!
さあ、覚悟しなさい…

ビューティの周囲は冷気で包まれていき、氷の剣を繋げて弓を作り出しました。