貴女の一番の幸せをわたしは願ってる

お昼休みの今からご飯を食べようという時に、あかねちゃんが躊躇いがちにれいかお姉ちゃんに話かけました。

れいか〜ちょっと相談したい事があるんやけど、聞いてもらえんかなぁ?
どうかされましたか?
あーちょお申し訳ないけど、二人きりがええんやけど…
わたしは構いませんが皆さんが…

いつもの元気なあかねちゃんは影を潜めながら、わたしとなおちゃんとやよいちゃんを見回してきました。
お姉ちゃん、わたしたちは三人でご飯食べとくから行っておいでよ。
みゆき、ありがとう。
みゆき…すまんな。
いいからいいから、早くしないとお昼休みが終わっちゃうよ。

わたしは二人を即すように移動させました。


わたしたちにも相談してくれてもいいのにね、心配しちゃうよ。
あかねもいろいろあるんでしょ、適材適所でれいかを選らんでるんだろうね。
お姉ちゃんはクラス委員だし副会長だから頼りになるし、あかねちゃんは信頼してるんだね。
あかねちゃんってれいかちゃんには何でも話すし、相談する事が多くてちょっと怪しいんだよねぇ…もしかして⁈
もしかしてなに⁇

あかねちゃんもれいかちゃん狙いだったりして⁉
そうなの?
何でわたしに聞くのさ??
なおちゃんから問いかけられても、わたしはあかねちゃんがどう思ってるかなんて分からないから、そのまま知らないと答えました。


そっかぁ、あかねちゃんがもしもれいかちゃん狙いだとしたら…ライバルが増えて大変だよぉ…
ほうほう、あかねがれいかをゲットしてくれたら、あたしがみゆきをゲットできるから最高じゃないか♪
だめだめ〜れいかちゃんはわたしの未来のお嫁さんになる子だからあかねちゃんはダメだよ!みゆきちゃんはそこのところどうなの?

えっ…わたしはお姉ちゃんが幸せになってくれるなら、相手は誰でも構わないよ…
ちょっとそれってさぁ、自分がれいかの恋人じゃなくなっても構わないってこと?
お姉ちゃんがわたしを妹といても恋人としても求めてくれて幸せならそれでなによりだし、たとえ恋人じゃなくても双子の姉と妹の縁は決して切れないから、わたしはお姉ちゃんの幸せを一番に願ってるんだよ。
みゆきちゃんの幸せは二の次なのかな?
わたしはみんなが幸せだったらわたしもウルトラハッピーだから、二の次とか無いんだよ。

みゆきちゃん…
みゆき…

やよいちゃんは少し泣きそうな顔をしていて、なおちゃんは少し辛そうな顔をしていました。
どうしたの?二人共急に深刻そうな表情になっちゃって、わたしおかしな事言っちゃったかなぁ?


周りの幸せを一番にするんじゃなくて、自分の幸せをまずは一番に考えてよ‼みゆき…あたしが絶対にみゆきを幸せにするよ!だから、痛っ…れいか⁉

なお…みゆきから離れてください…

わたしの両手を包み込んで祈る様な格好で顔を近づけていたなおちゃんの肩に、れいかお姉ちゃんはギュッと力を込めて掴み後ろに立っていました。

ちょっとさぁ、痛いから離してくれる?

あなたがみゆきからすぐに離れるのであれば、解放してあげますが…

なおちゃんとお姉ちゃんはお互いキッと睨み合っていて、一触即発な雰囲気になってしまっています。


なんやねんこの状況は?
ごめんなさい、わたしが余計な話を振っちゃったの…それで…

なおちゃん、ありがとう。わたしは大切な友達とお姉ちゃんに囲まれてる今がすっごく幸せだから、大丈夫だよ。
なおちゃんの手を優しく離しながら、ニッコリと微笑みました。

みゆき…あたしは…

みゆき

なおちゃんがわたしの側から離れてすぐに、お姉ちゃんがわたしを包み込むように抱き締めました。


そんなこんなで本日のお昼休みは終わってしまいましたとさ。