幼馴染を看病するお話(前編)

今日は家族はみんな親戚の家に行くと言って自分だけ留守番をすることになった。久しぶりに一人の時間を満喫しようかな〜なんて思って前の日に調子乗ってはしゃいでいたらなんと…風邪を引いて寝込んでしまいました(涙)


39度超えてますよ…絶対安静ですね。
ぅぅー…折角家族みんないなくて好きなようにできると思ってたのに……
まったく、日頃の行いが悪いからこういう事になるのよ。
はぁ、れいかじゃなくてみゆきだったら優しく看病してくれただろうに。

あなたみたいな危険な雌狼のもとに、大事な愛しい可愛い妹と二人きりになんてできるわけないでしょ!だから、わたしがわざわざ来てあげたんじゃないですか…嫌なら帰りま(ごめんなさい!嫌じゃないから居てください‼
よろしい、では安静に寝ていてくださいね。お腹は空いてるの?
全く食欲無いけど、お腹は空いてるかな。
わかりました、お粥作ってきますね。


れいかがキッチンに入っていき、ガサガサと音がした後またひょっこりと顔を出して、食材は自由に使ってもいいのかを確認してきたので、腕をあげてグーの合図を送っておきました。


しばらく経ち、キッチンかられいかが小さめの土鍋を持ってきました。
できたわ、食べられそう?
ぅー頭痛くて起きれないよぉ…
しょうがないわね、食べさせてあげるから顔だけこっちに向けてください。
あたしは言われた通りに顔をれいかに向けると、土鍋の蓋を開けてから、ふーふーと吹いてからスプーンに乗ったお粥を口まで運んでくれました。

もぐもぐゴクン…ぅう…味がわからないよぉ(涙
高熱だから仕方ないわよ、味がわからないならみゆきのお粥でも大丈夫そうね。
みゆきのお粥でもって、それどういう意味?
あの子は砂糖と塩をごく普通に間違えたり、調味料類を大量に入れてしまうから、素晴らしい料理が味わえるわね。それでも嫁に欲しいんですか?
料理はあたしがするから全然問題無いよ‼…っイテテ頭痛い…
ほーら、大きな声を出すからよ…みゆきはあげないから、早くお粥を頑張って食べてください。
わたしはそのあと三口ほど食べてから限界がきてしまったので、れいかに風邪薬をもらって飲み、姿勢を戻し布団に潜りました。



れいかは良いお嫁さんになるよね。
しばらく無言だと思ったら、いきなり何を言うんですか⁈
しっかり者だし優しくて料理もできる、才色兼備で容姿端麗の頭脳明晰、その上大和撫子とか完璧すぎるよね。
わたしはみゆき以外は恋人にしたくないし、結婚もみゆきとすると小さい頃から決めているんです。良いお嫁さんにはなれないですね。
はいはい、あたしがみゆきを嫁にするから…


そのあとは、薬が効いてきたみたいで眠ってしまいました。

続く。