あなたのとなりに⑴

青木れいかちゃん、彼女はわたしの憧れの人、そして高嶺の花。
わたしみたいな、その辺りに咲いているタンポポの様な存在では、彼女の隣に立つことなんて以ての外だろう。
それなのに優しくて人が良い貴女はわたしを快く受け入れてくれるから、嬉しくて甘えてしまうんだよ。



みゆきちゃん?みゆ〜き〜ちゃーん。
目の前に手をブンブン振って、わたしのぼーっとした意識を覚ましてくれるなおちゃんがいました。
どうしたの?ぼーっとしちゃって。
あはは、ごめんごめん!今晩のご飯は何かなぁって考えこんじゃってたよ。
へぇー、れいかを見ながら今宵はどうしようとか考えてるのかと思ったけど、晩御飯だったか。
ちょっと〜なおちゃん、誤解されるようなことは言わないでよぉ。
まあまあ、みんな知ってるんだしいいじゃないの。
ふにゅう///それは、そうなんだけど…
よしよし
なおちゃんが頭を撫でてくれる手が気持ち良くて、目を閉じて頭を委ねていたら、目の前にいつの間にかれいかちゃんが来ていた。


みゆきさんの頭を撫でるのはとても気持ちいいですよね、なお?
うぅ、れいかさんは向こうでみんなに囲まれていませんでした?
話し終わって来てみたら、あなたがみゆきさんを可愛がっていらっしゃったので、お邪魔でしたか?
まったく…れいかが可愛い恋人を放っておくから悪いんだよ、ねぇ、みゆきちゃん?
えーっと、あはは…
みゆきさん、髪に何かついてますよ。
わたしの手を撫でていたなおちゃんの手をやんわりと離してから、れいかちゃんの手が前髪に触れる

え、あ、何なに⁇取ってもらっ(ちゅっ
ふにゃー///れ、れ、れーかちゃん⁇おでこちゅー⁈
れいかちゃんはわたしの前髪をふわりと持ち上げて、額にキスをプレゼントしてくれました。
はい、消毒完了です♡
消毒ってあたしは毒じゃないんですけど…
あら?そうでしたか、わたしの可愛い恋人を狙うお邪魔虫さんだと思ったので…
ひぃ、虫はヤダ!ぅ…

幼馴染のなおちゃんには気を許してるからなのか、容赦無いれいかちゃんに惚れているわたし。

実は、れいかちゃんはわたしの恋人さんなんだよね。
シンデレラの絵本に入った数日後に、彼女から告白してくれたことは、今でも時々夢だったんじゃないかと思うくらい奇跡のような出来事でした。


みゆきさん、今日は部活があるのですが、待ってて頂いてもよろしいですか?
うん♪図書室で待ってるね。


続く。