ソファーか膝枕か

今日はお母さんは用事で遅くなるって言ってたね、れいかもぐっすりと眠ってるし、図書室で借りた本をゆっくり読もう。
そういえば、れいかはこのソファーだとよく眠ってるなぁ、ふわふわで寝心地がいいんだろうな。

ついさっきまでソファーの上で並んで談笑しながらティータイムをしていたんだけど、れいかは急に眠くなったみたいで、わたしの膝にぽてんと頭を乗せて眠ってしまったのだ。


ソファーの下に確か綺麗に畳んだタオルケットがあったっけ、んーんっとあったあった!風邪引くとよくないから、掛けてあげとこうか。


気持ち良く静かな寝息を立てる妹を時々見つめて優しく微笑む。

れいかとだったら姉妹じゃなくても惹かれあってるかなぁなんて考えるけど、姉妹じゃなかったら巡り会えていないかもしれないという風にも考えてしまう。


この先れいかが誰かとお付き合いするって報告をもらったりしたら、たぶんわたしは寝込んじゃうかもしれないなぁと苦笑いを浮かべながら、さらさらな青い短い髪を撫でてから、本に意識を戻す。



あれ⁇いつの間にわたしは寝てしまったのでしょうか?ぁ、姉さんの膝を枕にしてしまったのですね///お恥ずかしいです。
みゆき姉さんは眠りながら、片方の手に本を持って腕をだらんとさせて、もう片方の手をわたしの肩にちょこんと乗せているみたいですね。

このタオルケットは姉さんが掛けてくれたんですね、やっぱり優しいお姉さんです。

わたしは眠っている姉さんを見上げながら、唇に目がいってしまいます。
今だったらキスしても起きないですよね?
わたしは姉さんを起こさないように慎重に起き上がり、柔らかい唇にそっと唇を合わせました。

んっ、と小さな声が漏れましたが、起きる気配が無いことに安堵しました。

もう少しだけみゆき姉さんの膝枕を堪能しておこうと、膝に頭を乗せて、 瞳を閉じてから、再び眠ってしまうのはここがお気に入りのソファーだからか、姉さんの膝枕だからなのかは、両方だと思います。

でもホントは姉さんが一番大好きですよ。


おしまい。