幼馴染は恋のライバル(なおみゆれい)⑥

あかねさんに相談しようと自分の気持ちを告白したら、目の前に知らぬ間に本人がいたので卒倒しそうになりましたが、何とか持ちこたえてます。

れいかちゃん、わたしもね、れいかちゃんのことを小さい頃から…(ここにいましたか、副会長!急用が入りましたので、生徒会室までお願いします‼

副会長!?れいかちゃんって生徒会の副会長さんなの?
はい、そうですよ。話の腰を折ってしまい申し訳ありません!ちょっと外しますね。
みゆきに断りを入れてから、わたしを迎えにきた生徒会役員に近づいて少し話してから、今から向かいますと伝えて、先に戻ってもらいました。


みゆき、あの突然で申し訳ないのですが…
いいから、早く行かないと副会長不在じゃきっと皆困ってるよ、それにまた今度ゆっくりお話しよう、時間はたくさんあるからさ。
優しく温かく笑う顔を見て、わたしの胸はドキドキ高鳴りますが、ずっとここにいられないことに苛立ちを憶えてしまいました。
ほらほら、副会長さん。
肩をポンポンと叩かれて、後ろ髪を引かれる思いで頭を下げてその場をあとにしました。


わたしが急ぎ気味に歩いている後ろの廊下をもう一人の幼馴染が通った事など気がつかないまま、生徒会室に向かって行きました。


あの時ゆっくりと告白の返事を聞けなかった事を、後悔する日が近々やってくるということを今のわたしには全く分かりませんでした。


貴女に強く惹かれているのは、わたしだけじゃないということを知っていたのに…


続きます。