ハッピーエンドは貴女の中に(悪墜ち編❷

わたしが飛び出す前にハッピーが先に殴りかかり、パンチを腕で受け止めた瞬間、蹴り上げて攻撃しますがひらりと避けられてしまう。

遅いなぁ、ねぇ〜もっと強かったよね、ビューティは。
背後をいきなり取られてしまい、慌ててビューティブリザードで周囲を包みハッピーの光を吹き飛ばす。


わたしが何とか持ちこたえながら激しくぶつかり合っていると
ビューティ!!!
皆さん!?
何でハッピーと戦っとるんや?
ハッピー!ビューティはあなたのお姉ちゃんだよ、忘れちゃったの??
ハッピー、どうしたのさ一体…


皆さん、来ては駄目です!くっ…ぁあ・・・
よそ見してると痛い思いするだけなのにさ、ビューティは痛いのが大好きなんだね♡

みゆき!ええかげん姉ちゃんとの、しょうもない喧嘩はやめるんや。
サニー、戦火に飛び込むくらい火が大好きなんだね、いいよ〜相手してあげる。
わたしはハッピーが蹴りあげた衝撃波をお腹付近に受けて地面に叩きつけられてしまいました。

ビューティ!
ピースとマーチが駆け寄ってきました。


ハッピー!あんたに技を撃つんはホンマは嫌やけど、受けてみぃや‼
サニーファイヤー‼

しかしハッピーは全く避ける素振りを見せず、薄く笑いながら、向かってくる炎の塊を片手を前に出して受け止めます。
もう、熱いなぁ…熱苦しいから倍にしてお返しするね。

サニーのように高く飛び上がり、サニーファイヤーに光の力をプラスして、アタックして撃ち込んできました。
なんやて、あかん、避けれん…ぅあああ゛!!
サニー!!!
サニーは炎の攻撃を受け、その場にバタリと倒れてしまった。


くっ、ハッピーなんて事するんだ!
自分の技なんて受けたことないもんね、あぁ痛そうだね。
もう許さない‼直球勝負のあたしの力をハッピーに!
マーチシュート‼

マーチシュートをくるりとかわし、背中を沈めながら脚を上げて、オーバーヘッドキックでマーチシュートを撃ち返してきました。
えっ・・・
マーチは攻撃をかわせずに、そのまま地面に吹き飛ばされました。


次はピースが来るのかな?ふふっ、その怯えた顔がすっごく可愛くて、ウルトラハッピーだなぁ。
ビューティ、ゴメンね…
ピース、どうして謝るのですか?
わたしさ、今のハッピーを止められる力なんて無いからさ…だから、ビューティには先に謝っておくね。
ピース!

ハッピー…お願い!目を覚まして。
ピースサンダー‼

右腕を真っ直ぐ伸ばして指を立てて、ピースサンダーを右手に溜め込み、不適に微笑みながら光の早さでピースに撃ち返してきました。
いやぁあああ‼
ピースはピースサンダーを受けた体が、感電してしまい、膝から崩れ落ちてしまいました。


みんなもうおしまいなんだぁ、残念だな。
ハッピーが座り込むわたしの前まで寄ってきて、しゃがんだ途端にわたしを押し倒すように地面に押さえつけてから、覆いかぶさってきました。




(まさか今のハッピーは、ハッピーの滞在的な能力を最大限まで出しているというの…誰かに取り憑かれてるか自分の意識なのか判断ができないわね・・・)
あとはビューティだけだよ。ねぇ、ビューティはどうやってハッピーエンドになりたい?
貴女は皆さんをハッピーエンドで終わらせる為に、戦っていたというのですか?
アタリ〜でもね、本当の物語のラストは、この世界をハッピーエンドで終わらせること!
貴女に倒されて…世界を終りにされてしまって、何がハッピーですか!!
ハッピーのわたしがエンドに導く、これ以外に最高の終りは無いでしょ、あ、シャレじゃないからね。

わたしの妹の顔をしたこの悪魔をどうしたらいいのか考えるがいい方法が見当たらない。
押し倒されて形勢が悪いのに、まだ諦めて無いんだね。
ハッピー‼いいえ、みゆき!お姉ちゃんの声を聞いて。みゆき!みゆき!!


そんなに叫ばなくても目の前にわたしはいるよ、ねぇお姉ちゃん、わたしと一緒に…夢の中でもずっと一緒だからって言ってくれたこと覚えてる?
覚えてるわ…貴女の初めてをもらった夜に約束したもの、忘れるわけないわ。

ハッピーはわたしの耳に唇を寄せて、わたしに囁いてきます。

れいかお姉ちゃん、隣にずっといてよ…一緒に堕ちて。


頭の中に入ってくる甘い恋人の声が、わたしの中の何かを燻る様に燃やし、判断を鈍らせて侵食していくような黒いモノを感じる。


…続きます。


予告。
ビューティ!あかん‼
もうおしまいなんだから、さっさと終わりにしよう。
・・・お姉ちゃん…れいかお姉ちゃんにだったら射たれて殺されたって構わないよ。