星空れいかと青木みゆきのお話⑵

それでさ、これからどうしよっか?
妹みゆきさんがわたしに問いかけてきます。
そうですねぇ、何故ここにわたしが来たのかもわかりませんし、どうやったら元の場所に戻れるかもわからないんですよね。
俯き気味に言うと、妹みゆきさんがわたしの両手を取って、包み込むように繋いできます。

ごめんね、戻る方法がわからないしすごく不安だと思うけど…でもわたし、貴女に逢えてすごくウルトラハッピーなんだよ!
ウルトラハッピーですか?
だってさ、こんな優しくて可愛くて、お姉ちゃんとそっくりのれいかちゃんと一緒にいられるのって奇跡みたいですごいことだよ!だから、今はここで一緒に楽しもうよ、ね、れいかちゃん♪
そうですね、一緒に楽しみましょうか。


あのね、一つお願いしてもいいかな?
はい、なんでしょう?
ギュッと抱きしめて欲しいな////
////わかりました、失礼します。
妹みゆきさんはとても華奢な体つきで、姉さんとは体格が同じ筈なのに、とても小さく感じられて、愛しさが湧いてくるような気がします。

れいかちゃんのお姉ちゃんみたいにはなれないけど、れいかちゃんをしっかりと支えてサポートできるように頑張るからね!
ありがとうございます。


そのあと、布団から起きてきちんと布団を畳んで押入れに直してから、洗面所で歯磨きをみゆきさんとしていると、メガネをかけた物腰が柔らかく優しそうな男性が私たちに近づいてきました。


おはよう、みゆき、れいか。
お兄ちゃんおはよう〜今日は雨模様みたいでちょっと残念だね。
何ということでしょう⁈妹みゆきさんにはお兄様がいらっしゃったみたいです。
本当だね、雨の日はみゆきの髪の毛がセットしにくくなるから大変だろうね、れいかは。
わたしたちのお兄ちゃんだよ、お姉ちゃんはお兄様と呼んでるから…と小声で教えて頂きました。
お兄様、おはようございます、みゆきさんの髪のセットは慣れておりますのでお任せください。
ぺこりと頭を下げると、お兄さんは不思議そうな顔でジッとわたしの顔を見ていました。
あー!お腹すいたから早く朝ごはん食べに行こう‼れいかお姉ちゃん。
そうですね、ではわたしたちはお先に失礼します。


そのあともご家族から髪が急に短くなってどうしたのかと心配されたり、お弁当の用意でもわたしの料理の手際の良さをお母様に驚かれる場面があったりしたのですが、何とか準備を済ませて、妹みゆきさんと登校し始めました。


何とか家族の皆は誤魔化せたね。
まさかわたしが違うれいかに代わっているとは、誰も考えられないですよ。

それにしても、れいかちゃんってお料理がすっごく得意なんだね〜卵焼きとかぱぱぱーっと作ってて美味しそうだったよー、お昼ご飯が楽しみだなぁ。
れいかお姉さんはお料理が苦手なのでしょうか?
苦手じゃないんだけどね、ちょっと手際がよくない感じかな。わたしもお手伝いするから見てると時々手が止まったりしてたりするんだよねぇ。
なるほど、想像が出来ますね…おそらく妹みゆきさんが調理中に、お姉さんの周りをウロウロと動いてる姿を心配そうに見ているのでしょう。(実際は妹ちゃんの可愛い割烹着姿にニヤニヤと見惚れているんですよ)


そこにあの幼馴染さんが…次回に続きます。