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妖精アプリ⑤

妖精アプリ⑤
そんなある日の夕方、大学から帰宅してゲームを始めると、見知らぬ名前の人からフレンド申請が来ていました。
自分のフレンドのフレンドまで、一覧表に出てきて申請可能なので、フレンドのフレンドから送られてきたのだろうと思い、データを見ることにした。

名前:あなたの鏡餅、メイン妖精:光の妖精キラリン、レベル:2
メッセージも届いているから確認と…
「どうも初めまして、あなたの鏡餅と申します。友人に勧められてまだ始めたばかりの素人ですが、宜しければ仲間に入れて頂きたいので、よろしくお願いいたします。」
丁寧な文章に好感が持てる人だと思い、即決でフレンド登録をして、お返事をしました。
「こんにちは、ハッピーシャワー(妖精アプリ登録名)です。フレンド申請ありがとうございます!登録したので、こちらこそよろしくお願いします。」
メッセージを送ってから10分くらい経った頃、再びあなたの鏡餅さんから返信が来た。
「まだまだ至らない点があり、ご迷惑をお掛けすると思いますが、仲良くして頂けると嬉しいです。」
「大丈夫ですよ。操作とか簡単ですし、何でも気楽に聞いてきてくださいね♪」
「はい!ハッピーシャワーさん、またご連絡します。」

少しのやり取りだけで、あなたの鏡餅さんは優しそうでいい子だと直感で思った。
水の妖精ビューティフルちゃんの育成の他にも、楽しみが増えていました。


あなたの鏡餅さんとの、メッセージのやり取りが終わってからしばらくすると、相方さんが帰宅して、リビングへと入って来たので、わたしは慌ててアプリを閉じた。

おおっ…おかえりれいかちゃん!
ただいま、みゆき。…〜♪

れいかちゃんは、何だかご機嫌さんの様子だ。とっても可愛いよ〜〜♡

妖精アプリ④

妖精アプリ④
やよいちゃんとフレンドになった後は、朝昼晩とゲームの時間が増え、晩御飯後の時間帯は、レポートを書いたり、テレビを見たり相方さんと会話して過ごす時間が以前まで多かったのに、わたしは少しずつ大切な何かを失いつつあるのでした。

………みゆき…みゆき?
えっ?何か言った?
はぁ…聞いてなかったのなら、もういいです。
ええ〜何々?もう一回言ってよー。
もう時間も遅いから寝ましょう。
れいかちゃん…?
おやすみなさい、みゆき。
うん、おやすみれいか♪

そうだ、こういう風に相方さんの話し声が聞き取れないことがあるのは、ゲームをしている時だろうか。

週末のアルバイトが無い日は、朝にささっと家事を済ませてしまい、あとはスマホを触ってクエストや妖精コレクションコンクールの上位に入る為に時間をかけていた。
それは、れいかちゃんに似た妖精に心奪われていくような感覚にのめり込んでいくことが、楽しくて仕方がなかったなんて、言い訳にもなりません。


わたしが真に大好きなのは彼女なのか…画面の中で微笑む水の妖精か…

山奥物語(仮)(14)

山奥物語(仮)(14)
 体全身が泡泡になり、身も心も蕩けてしまいそうになるのを我慢して、身を擦りつけて動くみゆきさんをそっと抱きしめて動きを止めました。

はい、そこまででおしまいです…///
はう〜ん…洗いっこ気持ちいいのに、もうだめ?
このまま続けていたらのぼせてしまいそうだったので、ごめんなさい…
大丈夫?…ううん、わたしこそ変なことしたよね、ごめんね…

 犬耳と泡でモコモコしている尻尾がシュンと下がり、落ち込んでしまったみゆきさんに、わたしは慌てて先程の洗いっこが嫌ではなかったと伝えました。

初めての事なので戸惑いましたが、みゆきさんと触れ合うことが出来て、嬉しく思いますよ!
ホント!?わーい、それならよかったよ〜♪
ですが、他の人とは気軽な気持ちで、こう云った肌の触れ合いはしてはいけませんよ。特に殿方とは…///
うん!れいかちゃん以外の人とはしないよ、約束ね♪
はい、指切りしたので約束です♪


 まだまだ初々しくて、純粋無垢なみゆきさんの純潔を守る為に、わたしは約束を交わして指切りをしました。

では、みゆきさんの頭を洗いますので、目を閉じていてください。
わふっ、バッチリ閉じたよ!
シャンプーしていきますね。
あうぁあ〜!目に泡がっ、イタタタッ…
うふふ、みゆきさんたら、直ぐに開けちゃったらダメじゃないですか。
えへへ、ついついやっちゃった。

エイプリルスマイル

エイプリルスマイル

(今年はやよいを驚かしたるで〜)
いたいた…やよい!
あかねちゃんどうしたの?
あのさ、あんた肩に毛虫が乗ってんでーーー!?
ひぇっ…って、何も乗ってないよ。あかねちゃん嘘なのーー?
にしし、今日はエイプリルフールやん♪
あ…そうだったね(トラウマ)あかねちゃんったらヒドイな〜。


ふむふむ、なるほど〜(わたしも驚かせてみようかな)

あっ、れいかちゃん!
はい、どうしましたかみゆきさん?
れいかちゃんの肩に毛虫が…ああっ!
えっ?
れいか〜いたいた、みゆきちゃんも一緒にいたんだね。
なおちゃん、れいかちゃんの肩に触れたらダ…
ひぎゃああああ!!!!???…ケケケッむしやだぁああっ(猛ダッシュ)
なお!?あっという間に行ってしまいました…あら、肩に何かくっついてますね。
エイプリルフールだから、れいかちゃんを驚かせようと思ったのに、なおちゃんが本物に引っかかっちゃうなんて。


嘘が真になった小話でした。

妖精アプリ③

妖精アプリ③
最初は暇な時間に少しずつ進めていこうと思っていたのに、いつの間にか気が付かないうちにスマホを手放せない体になっているようです…

もしもし〜やよいちゃん今大丈夫?
みゆきちゃん久しぶり♪うん、大丈夫だよ。
あのさ、やよいちゃんは最近スマホゲームって何やってるの?
ゲーム?わたしは、パズロボとヒーローストライクは日課でやってるよ。
うんうん♪他には?
他は…って、妙に興味津々だけど、もしかしてみゆきちゃん、妖精アプリにハマってるとか?
えへへ〜よくわかったねぇ。いやー友達に勧められてさ、始めてみたらキャラクターがすごく可愛くて♡
ああ、水の妖精ビューティフルを引いたんだね!
うんうん♪ビューティフルちゃんがすごく可愛くて〜♡
みゆきちゃんらしいね〜わたしも少しやってるから、フレンドになろう。
わーい、待ってました!

やよいちゃんとフレンドになり、彼女のメイン画面の妖精さんが、火の妖精サンサンになっているのを見て、やよいちゃんもこのゲームを結構やっているんだなって思いました。

…えっと確か、火の妖精サンサンって少しあかねちゃんに似てるんだよねぇ…ふふっ、やよいちゃん大好きだもんね〜


好きな人に似た妖精さんを育てているのはわたしだけではないと知り、ウルトラハッピーな気持ちでした。


わたしの好きな物

わたしの好きな物(れいかちゃん)

わたしの好きな物ですか?そうですね…あっ、みゆきさんの桃色パンティですね♪好きな方のパンティを頭にかぶると、パワーアップするとやよいさんから伺いました。
れいか、それ本気で信じてるの?!
いけませんでしたか??
やよい!れいかを変態にさせる気なん?
ヘンタイ仮面マンも立派なヒーローなんだよ!あかねちゃんもなおちゃんもパンティ用意しなくちゃね♪
れいかちゃん///すっごく恥ずかしいから、みんなの前でパンティ被らないでよ〜///
(スンスン)フローラルの優しい香りがします♡


おしまい

ホイミスライムと女戦士の旅物語(24)

ホイミスライムと女戦士の旅物語(24)

そうしているうちに、突然大きな地響きを立てて、わたし達の側まで何か巨大な存在が近づく音がしました。

ドスン!ドスン!

なになに?後ろから大きなモンスターが来て…
きゃああああっ!みみっみゆきさぁん…ほ、本物のキングスライムさんがこちらに向かって来ていますよ!
なんですって〜!?
ぴきぴき…(わたしたち助かるのかな…)
ぴぴっ!ぴぴ〜(きっとそうだ!よかった〜)

[キングスライムが一匹あらわれた!]

(ギロリ)スライム達とホイミスライムと人間か…全員いっぺんに踏んづけてやろう。
キングスライムは体を沈めてから、勢いをつけてこちらに向かって飛び込んできた。
みゆきはホイミスライムれいかとスライム達を庇うように身構え、剣を構えて攻撃を受けた。

みゆきに 30のダメージ!
痛いっ!
みゆきさん…ああっ…お怪我を…(ガタガタ…ブルブル…)
ぴーぴー…(あのキングスライムわたしたちも一緒に襲ってきた…)
れいかちゃんは、スライムさん達と一緒に早くあっちの木の陰に避難して。
ぁ…わたしも…一緒に戦い…ます(ガクガクガク…)
ダメだよ!今の震えて怖がってるれいかちゃんじゃ、大怪我させちゃうから…お願いだよ!
みゆきさん…分かりました!さあ、スライムの皆さん、ここは危ないのであちらの木の陰に避難しますよ。

8匹のスライムさんは相当怖かったのか、わたしの誘導に連れられて逃げるように素早く動いていました。