妖精アプリ(11)

妖精アプリ(11)
わたしは、蛇に睨まれた蛙のように、身動きできなくなっているのが分かる。

あの…ね…そのゲームを始めてから、仲良くメッセージ交換している子がいてね。その子と今度会いたいねって話しててさ、れいかちゃんにその子と会っても大丈夫かの確認をしているなう…
はい…
文も丁寧で礼儀正しくメッセージを書いてるし、優しくて、悪い人ではないと思うの……
その方の性別は分かっているの?
女子大生って言ってたような…
情報がそれだけだと、何だか曖昧な感じがして、とっても怪しいですね。
大丈夫だよ。だってほら、友達の友達までしかフレンドになれないんだし、友達に聞いて回れば素性なんてすぐに分かるよ。
なるほど……みゆき、会わないでとは言いませんが、どうしてその方に会ってみたいと…興味を持ったのですか?

(えっと…どうしてだろう?これと言う理由があるとすれば……こんなに気になるのは、ビューティフルちゃんが画面の向こうにいるような気がするから)

興味を持った理由は、似ているからかな…誰って実体はわからないんだけど、アプリの妖精さんにね。
ふう…あなたの妖精さん好きは相変わらずなのね。
呆れちゃうよね…ははっ。
そんなことないわ、わたしはそんなところも大好きですよ。
えへへ///ありがとう、れいか。じゃあ、返事はOKってことでいいね?
はい。みゆきがその方に会って、感じたこと、気が付いたことがあれば、些細なことでもいいから教えてください。わたしからはそれだけです。
うん、わかった。


その後、晩御飯をきちんと食べ終えて、二人で後片付けをして、仲良くお風呂に入って寝床につきました。

未来から来たれいかちゃん②

れいかえもんとみゆきさん②

れいかえも〜ん!夜中蒸し暑くて眠れないから、涼しくなる道具出してよ〜
分かりました、これをどうぞ。

チャッチャラ〜ン!!うちわです☆

ええーっ、これ、ずっと扇いでたら眠れないじゃない…
金魚柄が可愛くてお気に入りなんですよ♪
れいかえもんのお気に入りじゃなくってさ〜自動で涼しくなる家電製品みたいな物がいいよ。
それでは、育代ママさんに扇風機を借りてきましょうか。
わたし、れいかえもんの道具がいい!うちわとか扇風機とかその辺で売ってる物じゃないやつを出してよ〜
う〜ん…あるにはあるのですが…
わーい!それを早く早く♪

えっと…確か四次元ポシェットのこの辺りに…ありました。

チャッチャラ〜ン!!ひんやりマットです☆

これをベッドの上に敷いて眠ったら、冷たくて寝苦しさが解消されますよ。
ありがとうれいかえもん♡これで今晩から安眠できそうだなぁ。


そして真夜中にて…

ぶるぶる…寒い…寒すぎて眠れないよぉ………よいしょ…
スヤスヤ…
れいかえもん起きて…
あふぅ…あら、みゆきさん…もう朝ですか?
まだ夜中だよ。れいかえもん、あのマット寒すぎて体に合わなかったみたい…
やはりそうでしたか、ごめんなさい…人型ロボットには最適な道具だったのですが、みゆきさんは温かい人間ですものね…
いいよ気にしないで。今晩はれいかえもんのお布団で寝るね…///
では、わたしはみゆきさんのベッドで、ひんやり寝ることにします。
あうぅ…一緒に寝ようよ〜///

れいかえもんが大好きなみゆきさんと、天然で鈍感なれいかえもんでした。

あなたとわたしの、初恋ハートはピンク色(33)

あなたとわたしの、初恋ハートはピンク色(33)
帰り道の車道は、行きと同様に少し混雑しているようだった。
わたしはゆったりとした運転の心地よさと、ライブを観に行った後の疲れが眠気を促しているのだろうと思いつつ、ウトウトしていました。

カーナビでお家までの道は分かりますし、眠かったら寝ていてもいいですよ。
はう…だいじょうぶです…
ふふっ、ライブのお客さん多かったですよね、熱気に圧倒されました。
青木先生が一緒でよかった…ちょっと恐そうなお兄さんにぶつかった時、先生が素早くフォローして謝ってくれたおかげで助かったんですよ…
助けるのは当然ですよ。
せんせいは…きょう、ほごしゃだったから…?

車内が静けさに包まれて、わたしの眠気は最高潮に達していたみたいで…

……わたしにとって大事な人だから……あっ///星空さん寝てしまいましたね。


その後、わたしのお家のすぐ側まで到着し、先生はポンポンと肩をソフトなタッチで起こしてくれました。

あっ、寝てしまったんですね///ごめんなさい…
いえ、寝顔も可愛かったですよ♪
青木先生っ…///
よかったら、また今度、どこかドライブしませんか?
はい!また是非よろしくお願いします。

青木先生はわたしの頭を優しく撫でてから、また月曜日に…と言って、車から降りたのを見送ると、スッと発進して帰って行くのでした。

名前を呼んで(3)

名前を呼んで(3)
やよいちゃんは少し恥ずかしそうに、れいかお姉ちゃんの片手を取って繋ぎ、学校早く行かなくちゃと言って歩き出していました。それを追いかけるように、わたしも早歩きしますが、ちょっとずつ離されています。

待ってよ〜やよいちゃーん、れいかお姉ちゃん!!歩くの早いよー…
みゆき〜急がないと遅刻しますよー。
はぁはぁ、力が出ない…夏が近いから朝ご飯減らして、ダイエットしようと思ったのが悪かったのかも…待ってぇ…

わたしは立ち止まって息を整えていると、れいかお姉ちゃんがスタスタと歩いて引き返し、目の前で膝を曲げて屈みました。

さっ、おぶってあげますから早く背中に乗ってください。
そんないいよ、わたし重いし、学校までまだ距離があるんだよ。
鞄はやよいさんにお願いしていますから、どうぞ。
ホントに重いからね…よいしょ。
みゆきは重くないですよ。それより、小さな膨らみが背中に当たって嬉しいですし♡
お姉ちゃんのエッチ…///一人で歩けるから降ろして///
ダメです。

れいかちゃーん、また名前呼んでね。
はーい!やよいさんがすごく嬉しそうですね、思い切ってみて良かったです。
わたしもやよいちゃんも、れいかお姉ちゃんが大好きなんだよ。
ちょっと照れてしまうじゃないですか///


大好きだから、名前を呼んで欲しいんだよ…と思いながら、お姉ちゃんの背中にぎゅっと抱き付いて甘えるのでした。


終わり。

未来から来たれいかちゃん①

れいかえもんとみゆきさん①

れいかえも〜ん!明日の数学のテストで100点取れる道具出してよ〜
分かりました、これをどうぞ。

チャッチャラ〜ン!!数学問題集です☆

なにこれ?
みゆきさんが100点を取る為の、数学問題集を出しました。
今から問題集を解いてたら、明日までに間に合わないよー!
千里の道も一歩から…ということわざがあります。
なにそれ〜?
千里もある遠い道のりであっても、まず踏み出した一歩から始まるという意味ですよ。みゆきさんも今から一歩踏み出して100点を目指しましょう。
えーっ!?そんなの無理だよぉ…って、れいかえもん何してるの///
お姫様抱っこで机まで運んであげているのですが、嫌でしたか?
ぅぅ///嫌だなんて言えないじゃない…////
さあ、みゆきさん始めますよ〜♪


テストの結果はというと…育代ママさんが怒らない点数だったみたいです。

百合充電したい

お久しぶりです、最近百合充電が不足しているひろしゃんです。
暑くなりましたね、そうめんが食べたくなる季節がやってきました。

そんなこんなで、更新が不定期になり、パラレル中心になっていて、こんな感じでも楽しみにしているよという方がいてくだされば、嬉しくて頑張れると思いますので、よろしくお願いします_φ( ̄ー ̄ )

七夕の詰め合わせとかもホントは書きたかったのですが、間に合いませんでした〜(/ _ ; )

学校で、悪魔の黒耳をクラスの女子達に触られて、まんざらでもないみゆきさんに、涙を流して隣の席で天の川を作ってしまう天使のれいかちゃんのお話とか、プリンスみゆきちゃんが七夕の夜までに白馬に乗ってれいか姫の元へ向かうお話など考えてはいたんです…
気になる方がいらしたら、いつか書こうと思いまする〜☆

名前を呼んで(2)

名前を呼んで(2)
れいかお姉ちゃんは両手を頬に当てて、ヤッホーの姿勢で声を出しました。
やよいさ〜ん…///
お姉ちゃん…そんな囁くような声じゃ聞こえないよ。
大きな声を出すのは、少し恥ずかしいんですよ///
ええ、生徒会長で、いつも堂々としているお姉ちゃんなのにね〜
わたしにだって不得意なことはあります。いつも元気に大きな声を掛けられる、みゆきが眩しく見える時があるんですから…憧れています///
憧れてるってそんなぁ///てへへっ。

昔からずっと憧れの、れいかお姉ちゃんから憧れていると聞き、嬉してテンションが上がっていました。

よ〜し、もう一回呼んでみよう♪
はい、す〜っ…やーーよーーいーーーっ…さ〜ん!!!
えっ、何々?!今の声って、れいかちゃん??
お姉ちゃん…今度は大きすぎだよぉ…///
あら?
れいかちゃん、みゆきちゃんおはよう。朝から元気だね。
やよいちゃんおはよう♪
おはようございます、やよいさん。
れいかちゃんの大きな声にビックリしたんだけど…///
驚かせてしまい、申し訳ありません…
謝らないで。れいかちゃんは初めて、朝の登校中に声を掛けてくれたよね?
そうですね、いつもはみゆきが大きな声で呼び掛けておりますものね…
わたし、とっても嬉しいんだよ///
やよいさん…///