あなたとわたしの、初恋ハートはピンク色(32)

あなたとわたしの、初恋ハートはピンク色(32)
んじゃ、出番まで二組くらいあるから、奥のカウンターでチケットを渡して入場出来るから、よろしく。教授、ワンドリンク制になっているんで、星空の分と合わせてお願いできますか?
はい、お任せください。
ねぇねぇ、豊島くんの今着てる服って、ステージ衣装?
そうだぜ、なんか変だったか…?
ううん、とってもカッコ良くって素敵だね!ロックバンドのギタリストって感じだよ〜
ばっばかやろう///ロックバンドのギタリストなんだから、そのまんまだろ…///
あっそれもそうだ…///てへへ〜
……仲良し…なんですね…
準備もあるからもう行くな、後でよろしく。
うん!青木先生、チケットとドリンクを交換して中入りましょう♪
わかりました…

(あれ?なんだか急に、青木先生元気が無くなっちゃったような…運転疲れとか?そういえば、御飯のお金出して貰ったし、その上、ドリンク代まで払わせるなんてダメじゃない…)

奥のカウンターまで行き、招待チケットを二枚出し、ドリンク代を二人分払っている青木先生に、慌てて自分の鞄からお財布を出した。

せ、先生お金払います!おいくらですか?
ああ、お構いなく。大丈夫ですよ♪ あまりお出掛けしていなくて、こういう時しか使えないので、全部任せてください。
ですが…悪いですよ…
わたしは、星空さんに甘えて頂けると嬉しいので、もっと頼りにしてください…///
青木先生…///ありがとうございます。では、御言葉に甘えますね〜♪
はい♪ あら、たいへん///

カウンター前で話している間に、後ろに数人の列ができていた為、わたしと青木先生はごめんなさい!と言いながら、その場からそそくさと退散して行くのでした。

貴女が買ったおやつ

天使の親子は毎日がおやつ争奪戦なのである…

幸美〜百貨店でアレ売ってたから買って来てあげたよ♪
アレとは何でしょう…それは…ああああ!!!わたしがだいすきな若あゆですーー!
f:id:miyurei1114:20170622221909j:image
季節限定らしくて、あんまり買ってあげられなくてごめんね。
おかあさんありがとうございます♪ ずっと楽しみにしていたので、そのぶんウルトラハッピーになれるんですよ♪
えへへ〜〜ゆきちゃんに喜んでもらえてお母さん嬉しい♡ 和菓子には熱いお茶が合うから入れよ…ぅ…
(…じーーーっ)
はるちゃん!(あせあせ…)今日のおやつは若あゆだよ♪
バニラアイスが食べたいって言ってたのに…(ぷくぷくーっ)
えっとえっと、アイスはまた来週おばあちゃんとお出掛けする時に買って貰おう、ねっ。
わたし、今食べたいよ〜今じゃないとやだぁ!…ううぅ…
悠華泣かないでよ〜…しょうがないなあ、れいかちゃんに、仕事帰りに頼もうか…あ!
はるちゃんもいっしょに若あゆ食べましょう♪ おいしいですよ。
ゆきちゃんのおやつだもん…食べられないよ。
おやつは、おかあさんとはるちゃんといっしょに食べたいんです。だめですか…?
ぅぅ…だめじゃないもん!…えへへ〜(ニコッ///)

ははっ…何とか笑顔になってくれた。


そして、その晩のこと…

わたしのお饅頭は買ってくださっていないのですね…ぅぅ、あんまりです〜!
れいかちゃんは自分で買ってこられるじゃない(あせあせ…)
みゆきさんが買ってきてくださった物がいいんです…自分でも買ってこられますが、買ってほしいんです!
ええー、誰が買っても味は一緒じゃん。
全然違いますよ!(ぷくぷくーっ)

戯れるお母さん達の隣で、仲良くぬいぐるみ遊びをしている双子ちゃんがいましたとさ。

あなたとわたしの、初恋ハートはピンク色(31)

あなたとわたしの、初恋ハートはピンク色(31)
青木先生のオフの緩んだ顔が見ることが出来て嬉しく思い、えへへ〜〜と満面の笑みで先生を見た。
ぁ////…あ!あちらですかね…なるほど、防音対策で地下にあるのですね。ライブハウスというお店は初めて来ました。
わたしは別のお店だったら、友達と行ったことがありますよ。
そうなんですね、学生時代はいろいろな経験をしておくといいと思います。
先生もこれからいろいろな経験をして、思い出たくさん作りましょう♪
今日は、星空さんと初ライブハウスに来れたことが、思い出になりそうですね。
はい!それじゃあ、中に入りましょう。

地下への階段を降りて、店内に入って周りを見ると、お客さんと思われる人達と出演者らしき人が数人、立ち話している様子が見えた。

思っていたより、人が多いですね…
そうですね…えっと、チケットはどこで渡せばいいのか…

おーい!星空。来てくれたんだな、サンキュー♪…って、なんで青木教授もいるんだよ!?
あっ豊島くん!あのね、誰と来てもいいって言ってたから、先生を誘ったんだけど…もしかして駄目だった…?
いや、駄目とかじゃないけどさ、ビックリしたというか…
星空さんのお話を聞いて、楽しそうでしたので、ご一緒させていただいたんですよ。
教授でもこういうところに来たりするんすね。まあ、悪いものを見せる気はさらさら無いんで、星空と楽しんでいってください。
はい、ありがとうございます。

(ほっよかった…もしも、青木教授は入っちゃダメって言われてたら、わたし、悲しくてツライもん。先生と思い出たくさん作りましょうって約束したんだし、楽しまなくちゃ)

あなたとわたしの、初恋ハートはピンク色(30)

あなたとわたしの、初恋ハートはピンク色(30)
運良く、ライブ会場からご近所のコインパーキングが空いており、そこに駐車して、先ほど購入したハンバーガーを美味しく頂きました。

(青木先生は食べてる時のお顔もニコニコしていて可愛いなぁ♡ あっ口元にフィッシュバーガーのタルタルソースが付いてる…///)
あの、先生、口元にタルタルソースが付いていますよ。はい、紙ナプキンどうぞ。
ああ…///ありがとうございます。……あら、星空さんも頬にテリヤキソースが付いていますね〜
えっどこだろう?…う〜んと…あっ///
ここですよ……ペロッ///
ふわわっ///せせっせんせいの舌が…(ポンッ////)
綺麗になりましたね。それでは、食事も済みましたし、そろそろ向かいましょう。
あ、待ってくださ〜い…///

車のキーを掛けて、青木先生はわたしをエスコートして、手を繋いで会場へと歩いて行きます。

夕日は沈み、空にはまだ少し残照があり、目に止まるのですが、わたしの意識は右手に繋がっている柔らかい温もりに集中しているのだった。


(さっき、青木先生の舌が頬に触れたのって夢じゃないよね…/// 手を繋いで歩いているし、先生はわたしのこと、どう思っているのかなぁ?)

青木先生は、こう手を繋いだりって、学生みんなとしてるんですか?
ん〜、ほぼしませんね…お出かけもしないですし、大学では常識の範囲内の行動を厳守しているつもりですが、今はオフなので、少し緩めになっているかもしれません///

青木先生が、照れている様子は繋いだ手から伝わりました。

あなたとわたしの、初恋ハートはピンク色(29)

あなたとわたしの、初恋ハートはピンク色(29)
駐車場に車を止めて、車を降りたわたしと青木教授は、ファミリーレストランの中へと入って行った。
入り口を入ってから見渡すと、順番待ちをしている家族連れやカップルなどが大勢いることに気がつきました。

さすがに、土曜日の夕方ですから、大変混み合っていますね。
そうですね、今から名前を書いて待っていたら、ライブに遅れちゃいそうですよね…
不慣れな場所なので、遅れて入場するのは避けたいですね…うーん、星空さんさえ宜しければ、ドライブスルーで購入して、車内で済ますという手もありますが、いかがですか?
全然大丈夫ですよ♪ そうと決まればもうここは出ましょう!
はい♪

車に乗り込み、次に向かった先は有名ファーストフードのドライブスルーでした。
わたしはテリヤキチーズバーガーセットを注文し、青木先生はフィッシュバーガーとウーロン茶を注文して、お会計を済ませて商品を受け取ると、再びライブ会場へ向けて車を走らせて行きました。

星空さんは、冷めないうちに食べてくださって構いませんよ。
う〜、青木先生が運転してくださっているのに、わたしだけ先に食べるなんてダメですよ〜
ふふっ気を遣ってくださっているのですね、ありがとうございます。ですが、フライドポテトは熱々なうちに食べた方が美味しいですよ。
確かにそうですね!あっじゃあ、わたしが先生に食べさせてあげますね…あ〜ん。
あっ///あ〜ん……美味しいです///
よかった〜わたしも食べますね、もぐもぐ…先生もあ〜ん。えへへっ二人で食べるともっと美味しく感じますよね〜♪
はい…///

信号待ちのタイミングを見計らいながら、先生にフライドポテトを食べさせてあげると、ほんのりと頬を染め、照れた様子ではにかむお顔が可愛いと思うのでした。


小料理屋 道 そのニ

小料理屋 道 そのニ
ここは、七色ヶ丘の商店街にある小料理屋です。
この店の女将であるわたしは、毎日夕方からお店を開けて、日付けが変わる頃まで営業しております。
そして、本日もお店を開けてカウンターを拭いていると、お客様がご来店されたようです。

着いた〜わあぁ、外観から雰囲気があって素敵だったし、中はもっと綺麗なお店だね〜♪
もう、ごめんくださいっでしょう?…こんばんは、二名、大丈夫ですか?
ようこそお越しくださいました。…あら、あなた方は!?
お久しぶりです!みらいと…
リコです。
あー!リコの紹介までしようと思ってたのになぁ。
入り口で長い時間やり取りしてもしょうがないでしょ!みらいの事だから、リコですの後に、今日は二人で来ちゃいました〜とか長々と話しそうなんだもん。
えへへっ、さすがリコは分かってるね〜〜♡
べっ、べつに褒められることでもないし///
相変わらずの仲良しさんで羨ましいですね。立ち話も疲れてしまいますので、カウンター席にお座りくださいませ。
はーい、失礼します。
ありがとうございます…///

この賑やかな御二方は、わたしがまだ学生の頃に、世界を救うべく不思議な力を授かり、闘っていた時の、違うチームのお仲間さんです。時々この御二方の様に、お店へ食事に来られるお仲間さんがいることが、大変嬉しく思うのです。

温かいお茶とお通しをどうぞお召し上がりくださいませ。
頂きます!もぐもぐ…美味しい!ねぇリコ、日本料亭の味がするよ〜♪
頂きます。ホント、美味しいわ!まだまだナシマホウ界の料理を知らないと、通にはなれないわね。
ありがとうございます/// こちらが本日のおすすめ料理の表と、当店のお品書きとなっております。
おすすめ料理はお魚ですか?
はい、鮮度の良いアジのお造りが本日のおすすめになっております。
鮮度の良いアジだって、ワクワクもんだぁ♪
では、それを頂きます。
かしこまりました、しばらくお待ちください。

カウンター裏の調理場に戻り、お料理を始めました。


妖精アプリ(10)

妖精アプリ(10)
相方さんに聞いたら連絡するね、と返信してからもう既に、一週間も経過してしまった。
その間の、メッセージのやり取りは全く無くなってはおらず、会えるかどうかのお返事以外は普段通りにしていました。
しかし、いつまでも先延ばしするわけにもいかず、どうにか意を決して今晩、相方さんに聞いてみることにしました。

れいかちゃんあのう…
はい、何でしょう?
このハンバーグ美味しいね〜♪
うふふっありがとう♪
あ…あのですね…そのう…この…ハンバーグ……
ハンバーグ口に合わない?
違うの、ハンバーグは美味しいんだよ!そうじゃなくて…れいかちゃん怒らない…?
何を言おうとしているのかわからないのに、怒るか怒らないかなんて判断できませんよ。ですが、言ってくれない方が怒ることもあると言えます。
そうだよね…わかってる。れいかに隠し事したくないから言うよ。
はい…お願いします。

これ以上隠しておくことはできないと、わたしは自覚していました。
正直に話そうと心に誓った。

実は…スマホのゲームで仲良くしてくれてる人がいてね、フレンドさんというんだけど…
フレンドさんという名前の、外国人の方でしょうか?
えっと、フレンドさんというのは、わたしが今してるゲーム内での友達というか…友達と言っても現実で知ってる人もいるし、大半は知らない人が多くて。でも、友達の友達までしかフレンド申請ができない仕様になってるから…ここ迄で分かる?
つまり、みゆきの友達もしているし、その友達の関係者までゲーム内で知り合うことができる仕組みになっているのですね。
そう!さすがれいかちゃんだ〜♡
ふふっそれはよろしいのですが、そのフレンドさんと何かあるのですか?


れいかちゃんの顔は微笑んでいるように見えるんだけど、鋭い閃光が瞳から放たれている様な気がしていました。